February 02, 2021
2020年度ガンバ大阪ユース卒団メンバーへ
今年もこの季節が来ました。観戦記でもなんでもないブログ。ただただ私心・私信を綴るだけのブログ。にもかかわらず、卒団生以外にも反響があったりして恐縮するばかりです。本当に、色んな方に読んでいただいているみたいで。
今年もこうして書きながら、見送る選手たち一人ひとりの3年間を思い返しては、こんな事あったなぁと物思いに耽っています。耽りすぎて、ただただ時間を浪費してしまって筆を進められないのも、私にとっては恒例行事です。
ただ実を言うと、この恒例エントリも昨年限りのつもりでした。理由は様々あったのですが…。ところが、そうも言っていられなくなったのが、このコロナ禍。よりによってこの年に節目の学年を迎えることになった選手達に、何か伝えられることがあればと思い、今回も書くことにしました。と言っても、そんな大それたことなど言えるわけでもなく、例年通りただただ思いを書き連ねるだけなんですが。ただちょっと、いつも長いのにもっと長くなってしまった事は否めません。
2020年、本来ならできたであろう体験をできないまま終えてしまった年。この3年生と「3回目の旅」をしたかった。選手達にとってかけがえのない経験ができたはずの「3回目の旅」を、私も、そばで歩幅を合わせて一緒に歩みたかった。今まで当たり前だった事なのに、叶う事のない旅になるとは思わなかった。でも、それ故にこの世代の選手達には思い入れも強くなりました。そんな私個人の思い入れがどこまで伝わるかはわかりませんが、卒団する一人ひとりに向けて、今年も思いの丈を綴ってみたいと思います。
今年もこうして書きながら、見送る選手たち一人ひとりの3年間を思い返しては、こんな事あったなぁと物思いに耽っています。耽りすぎて、ただただ時間を浪費してしまって筆を進められないのも、私にとっては恒例行事です。
ただ実を言うと、この恒例エントリも昨年限りのつもりでした。理由は様々あったのですが…。ところが、そうも言っていられなくなったのが、このコロナ禍。よりによってこの年に節目の学年を迎えることになった選手達に、何か伝えられることがあればと思い、今回も書くことにしました。と言っても、そんな大それたことなど言えるわけでもなく、例年通りただただ思いを書き連ねるだけなんですが。ただちょっと、いつも長いのにもっと長くなってしまった事は否めません。
2020年、本来ならできたであろう体験をできないまま終えてしまった年。この3年生と「3回目の旅」をしたかった。選手達にとってかけがえのない経験ができたはずの「3回目の旅」を、私も、そばで歩幅を合わせて一緒に歩みたかった。今まで当たり前だった事なのに、叶う事のない旅になるとは思わなかった。でも、それ故にこの世代の選手達には思い入れも強くなりました。そんな私個人の思い入れがどこまで伝わるかはわかりませんが、卒団する一人ひとりに向けて、今年も思いの丈を綴ってみたいと思います。

福本悠
昇格組の直輝のライバルとして、津ラピドから来てくれた悠。悠のことを思い出すとすぐ浮かぶのが、2年になる年の初め、新1年生がまだ揃いきる前の時。練習試合で撮影係になった新1年生が撮影機材に四苦八苦していたところで、使い方や撮影場所の事を丁寧に教えていた場面。公式戦や練習試合ぐらいでしか選手の横顔ってわからないけど、この時は悠の人となりが見えた気がして、心が温かくなった事を思い出します。1部リーグでの活躍は2年次で見れたけど、3年ではトップの事情でU-23帯同も多くて。J3の中継見ながら悠の活躍を見れた日は心躍りました。こんな判断できるんやな、こんなストップできるんやなって成長してる悠が映るたび、嬉しくて。間近で悠が成長していく姿を追えなかったのは心残りやけど、次のステージでもっと偉大なGKに飛躍してくれる事を楽しみにしてるよ!

大串昇平
サイドのスペシャリスト昇平。タフな上下動も、鋭いクロスも、涼しい顔してやってのける。縁の下の力持ちっていう言葉がぴったりって思ってる。だからこそ昇平は欠かせない存在。この世代、常にいつも右サイドに昇平がいてくれたからね。それが当たり前の景色やったのに、3年になってからの負傷の連続。「昇平が何をした?そこまで試練与えなくてええやん」って話聞くたびに胸が締め付けられた。でも昇平は、ピッチ内でも外でもタフやったね!12月に叶った復帰戦、素晴らしいプレーを魅せてくれて、心から感動させてもらえました。決して派手なプレーはしないけど、職人肌の昇平のプレーは、これからも沢山の人の目を惹きつけると思う。昇平は、まだまだこんなもんじゃない!平坦ではないかもしれへんけど、昇平がでっかい花を咲かせる日を楽しみにしてるからね!

村上景司
千里丘FCから来てくれた景司。1年次から身長はあるほうだし、それでいて俊敏。最初に受けた衝撃は、忘れもしない1部リーグでの活躍。自陣左サイドを単騎で持ち上がって、そのまま決めたゴールは脳裏に焼き付いてる。とんでもないレフトバックの登場に衝撃を受けました。そして当然のようにAチームでは2年春からスタメン。(今だから言える話、景司が欧州式レフトバックの番号「3」を背負ってくれた事、偶然やったとしても超嬉しかった!)2年夏以降のU-23では、左より右サイドでの起用が続いたことを景司がどう受け止めてるかは気になる。けど、景司が右サイドの役割を日々吸収して奮闘してくれた経験は、この先必ず生きるはず。間違いなく幅が広がったよね。色んな景司の姿を見せてもらえた3年間でした!これからどんな選手になっていくか、引き続き楽しみにしてるよ!

當麻颯
Jrユース2年次から存在を知った颯。ユース昇格後もこの世代のDFの柱として君臨していました。颯と言えば、身長と手足の長さ(羨ましい)。そして頭の小ささ(マジ羨ましい)。でも正直、ファイター系のCBに惹かれがちな身として、一見爽やかそうな颯が「闘えるDF」になれるのかはどうやろう…と思ってた。だから、U-23を経験出来て良かった選手1番かなって思ってる。今は本当にファイトできる選手になったよね。シャツをあまり汚さずとも守れてしまっていた選手が、身を挺して、相手に喰らいついて体を張れるようになった。颯がそんなプレーを自然と見せてくれるようになった時、グッと来たなぁ。それでも尚、現代のDFに求められる役割は本当に多いし、颯にはまだまだ越えなきゃいけない課題もあるはず。でも颯のポテンシャルならもっとビッグになれるから、ここから先もガンバってな!

大野榛里
大型ボランチとしてSAGAWA SHIGAからガンバへ来てくれた榛里。組み合わせの流れでボランチに回る事はあっても、ガンバでは早くからCBに。でも榛里は日に日に頼もしくなって、すっかりCBが板についたね。2年初めのプレミア初先発の愛媛アウェイ。颯とプレミアデビュー同士でコンビ組んで、苦しみつつ奮闘してくれたおかげで勝てたあの試合、めっちゃ嬉しかったなぁ。難しかった3年目ではゲーム主将をやってくれた榛里。限られた僅かな試合で、下級生ばかりの中よく引っ張ってくれた榛里。榛里は優しいから怒鳴ったりしないけど、榛里らしくチームまとめてくれて。榛里はこの先まだまだガンバらんとアカン事もあると思うけど、自信持って、そしてめいっぱい楽しんで!次に会った時、榛里はどれだけ成長してるやろ。(プレッシャー?笑)これからの榛里を楽しみにしてるよ!

荻野元伸
モトと言えば闘将。ルックスで霞がちやけど中身はアツい。Jrユース3年の時も、国体選抜の時もそう。ピッチ上でチームの導火線に火をつけるのはいつもモト。3年次は副主将って聞いて、実はちょっとビックリしてた。ユースだったりU-23だったり落ち着かない環境の中、モトが持ってるキャプテンシーはあまり見られへんのかなって思ってた。でもU-23ではユース・プロ連中関係なく悪い流れでもチームに火をつけようと戦ってた姿を見て嬉しかった。ユースの試合に回ってた時なんて、そりゃあもうね…笑 モトみたいにプレーと姿勢、両方で引っ張れる選手がいないとフットボールは成り立たへんし、軽んじられる事があってはならなくて。モトにはいつまでも、今持ってるモトらしさを失うことなく進んで欲しいです。次の4年間で、どんな進化するのか本当に楽しみ!暴れるんやでー!

伊勢航
20年度ガンバユース主将の航。勝手なイメージでモトが主将をやると思ってたから、航がどんな主将像を見せてくれるのか興味が尽きなかった。結局この1年間、みんなバラバラの活動が多くて難しい役回りやったやろうね。試合で主将としての姿を見れなかったんやけど、寮や練習での日々では主将としてやれたんかな。でも、もし航自身にも主将の実感があまりなかったかもしれへんとしたら…ホンマに惜しいというか勿体ないというか。U-23では誰よりも主将らしかったと思ってるけどね!笑 Jrユース時代のサイドアタッカーから多才なボランチになった航。最後のダービーで魅せた左足、ゴール、スタンドの煽り。すべてが最高やった。一体次の4年でどこまで化けるのか。手が届かんぐらいのところに行っても不思議じゃない。まだまだ成長を楽しみにしてる!バケモンになってや!ガンバれ!

永川寛太
Jrユース時代から「掴みどころのない選手」というイメージがある。プレーに自己主張が強く出ているわけではないけど、何をしてくるかわからない選手。ドリブルは柔らかく懐深いし、持ち過ぎずに周りを上手く使ってサポートに回れる。かと思えば、目の覚めるような強烈なシュートも持ってる。寛太がピッチにいる間は、ずっと寛太の動きだけを見ていないと「永川寛太」っていう選手の事を100%知る事が出来ないというか。試合の中で色んな顔(たぶんまだ隠してる顔もあると思ってる)を見せてくれる寛太には、本当に楽しませてもらいました。寛太がフルシーズン試合に出て、多くの経験を出来ていたらもっと化けた選手になってたかもと思うと、悔いが残る。次のステージからは、寛太が持ってる色んな武器をもっと磨いて、活躍してくれる事が楽しみ!すんげー選手になってや!ガンバれ!

齊藤海一
関東から選手が来ると聞いて、どんな選手なんやろうとワクワクした日の事を今もよく覚えてる。海一が示したいプレーはいつもハッキリしていて、ボールを持てば仕掛け、打てるところできっちりシュートを打てる選手。ただコンビネーション、イマジネーションで攻撃を魅せる選手が多いユースの中で、自分の得意とするプレーに持ち込むまで大変やったと思う。でもCF、サイドアタッカーとポジションを変えても、ピッチに出れば自分のスタイルを崩さない姿勢を見せてくれた海一が大好きやった。もちろん悔しさを感じた瞬間はめちゃくちゃ多いはず。ピッチ上で暴れる海一をもっと見たかった。ガンバの海一をもっと間近で応援したかったよ。今はとにかく、ユースで経験したことをバネに、海一が「バケモン」級の選手になる事が本当に楽しみ。とことん海一らしくな!ガンバれ!

菅野隆星
ジュネッスからガンバへ来てくれた隆星。華奢で小さいけど、ファンタジスタというのが初見。昇格組には無いエッセンスを持った選手で、見るたび成長が楽しみでした。2年秋のJユースが隆星にとっては大きい経験やったんかな。トップ下とボランチの仕事もやりつつのFW。色んな隆星のプレーを魅せてもらえました。U-23ではもどかしい日々やったと思うけど、最後までやり切れたことが今の隆星にはきっと大事な経験やったんちゃうかな。イラつくと顔に出るのに、調子乗れてる時は涼しい顔。ピッチ上の隆星はセンスで語る男。いわゆるガンバらしい選手。本来ならユースで10番を付けてプレーできたはず。10番付けた隆星がガンバを操る姿を見たかった。隆星に対してまだまだ未練がある。必ずまた隆星に魅せられたい。次の4年でどんな選手になるのか楽しみで仕方ない!頼んだよ!俺の隆星!

品田幹大
RIP ACEからガンバへ来てくれた、しなちゃん。(しなかんと呼ばんまま3年経った笑)この世代はCBに偏ってて、どぎつい競争から始まって。スピードあるし、RIP仕込みのセンスもあるし、楽しみが詰まったDF。だからこそ、色んな試合で揉まれていく姿を間近で見たかったな。でも結果的にサイドバックのチャレンジがあったから、新しい道も切り拓けて。これから先も楽しみしかない、しなちゃん。あとめっちゃサポーター思いなところも欠かせない。3年間で色んな話をしてくれたなぁ。しなちゃんの神ファンサがあったからユースを、しなちゃんを、見に来るっていう人もいたはず。そんな人間的魅力に溢れたしなちゃんを、まだまだ応援していきたい。しなちゃんが内に秘めたる思いを持ってくれてる限り、必ず成長できるはず。だから新しいステージでもガンバってな!絶対活躍して!

村上駿太
九州からJrユースへ来てくれた駿太は、翔自という絶対的FWと共にJrユースからの昇格組。でも、厳しくて大きな壁が常に存在するユースのFW争い。圧倒的な何かを求められる場で、色んな挑戦をした駿太。駿太みたいなサイズがあれば必ずポストプレーを求められるし、プレースタイルとの葛藤はきっとあったはず。FWからのCBコンバートは、DFの動きを知れるからこそなのかわからないけど、コンバートも大きな試練やったと思う。駿太自身が、自分の持ってる特長をどう生かせるかを模索するユース生活になったんかな。ユースを出てからの駿太もまた、大きな挑戦は続く。ガンバの駿太から、世界の駿太へ。今大変な時代ではあるけど、駿太自身の目標をしっかり見据えて、日々できる事をガンバってね!今よりさらにデカくなった駿太と、次にまた会える日を心から楽しみにしてるよ!

吉川直輝
Jrユース時代には代表にも入っていて、ポテンシャル抜群の直輝。とはいえ直輝のユース時代は、常に「壁」が存在する日々。下級生の頃はユースレベルへのフィットまで苦しんでたし、実際思うようにプレーできずに悔しそうにしている直輝も見てきた。Bでやっと試合に出られて、そしてその試合で勝ったあの日の事は、今でも忘れられへん。めっちゃええ顔してたからね!笑 でも結果的にユースでは多く試合に絡めなくて、U-23でも開幕頃こそ出られたけど、様々な苦闘との3年間やったと思う。この3年間で得た経験を、直輝には次のステージで活かして欲しい。慣れない土地、厳しい環境に身を置くからこそ、この3年間の経験は活きてくるはずやと信じてる。直輝ならやれる。だから4年後、ビッグなGKになってる直輝の姿しか想像できません。直輝の事が、まだまだ楽しみ!ガンバってな!!

唐山翔自
アカデミー時代から飛び級だったことも、プロへの昇格も飛び級だったことも、今さら触れる必要もないほどすっかりガンバ大阪の一員になった翔自。今さらここで書くまでもないプロフットボーラーたる翔自やけど、やっぱり翔自はこの世代唯一のプロ選手なので、少しだけ。
常に同期を、先輩を飛び越えて活躍する翔自。活躍する裏で、必ず壁にもぶち当たっていて、いとも簡単にそれをぶち壊して突破してきた。プロになった今も、ゴールを決めたかと思えば、決めなきゃいけないところで決められなかったりと、アカデミー時代にも味わった経験を順調に積んでこれてると思う。もはやプロにまでなった翔自に対してフットボールに関して偉そうな事は言えないけど、一つ俺から伝えたいのは、この世代の「輝き」であってほしいという事。
ifやタラレバは意味の無い話ではある事を承知の上で、もし世の中がもう少し違うものになっていたら、この世代の中からもプロになった選手がいたかもしれない。でも結果的には、翔自だけがこの世代のプロ選手ということになった。だから翔自にはこの世代の代表であってほしいし、「輝き」であってほしい。目がくらむような眩しい活躍をして常に先頭を走っていて欲しい。こんな世の中じゃなければ、翔自と一緒にプロになれたはずの選手もいたかもしれない。そういう思いが俺の中にはある。だから、ただの身勝手な願いではあるんやけど、翔自にはこの世代を常に刺激する選手であってほしいと思っています。律が亮太郎を、亮太郎が同期を刺激してきたように、翔自もそういう先輩のような存在であり続けて欲しい。この世代の選手達が翔自をどう思ってるかはわからんけど、この世代を応援してきた者としての率直な思いです。
プロ2年目に突入。厳しい競争は確実、思うようにいかない事の方が多いかもしれないけど、翔自はやれる。それも、いとも簡単にやってのけられる。ガンバれ、俺たちの翔自!
ここからは、選手達のユースでの3年間をサポートされてこられた保護者の皆様へ。
この度は、ガンバ大阪ユースご卒団おめでとうございます。そして3年間の選手へのサポート、本当にお疲れ様でした。例年であれば3年目には色々な試合会場でお会いできたり、そこで選手達の姿に一喜一憂しながらお話をさせていただいたり、選手を通して様々な経験をさせていただけていたはずなのですが…。そういった時間を過ごせなかったことに、個人的に悔いを残したまま卒団を迎えてしまいました。
これまで卒団していった選手の保護者の方々も、それぞれ様々なご苦労をされてきているのを垣間見たことはあったのですが、今回ばかりはどれほどのご苦労があったのか、想像すらできません。「お疲れ様でした」という言葉を使わせていただきはしましたが、適切な言葉ではないのかなとすら思っています。
ただ好き勝手にガンバ大阪ユースへ来てくれた選手達を応援しているだけの「趣味」として楽しんでる我々には見えないところで、どれほどのご苦労があったのか。日々の事、進路の事、コロナの事…。特にコロナに対してのストレスは、我々からは計り知れないものがあったかと存じます。ガンバ大阪としてコロナ感染者を出さずに2020年を終えられた背景には、ユースの選手及び保護者の皆様のご協力もあってこそでした。
まだまだ終わりの見えないコロナとの戦いが続く中で、次のステージでは選手達が、誰もした事の無いこの経験を活かして、これまでの世代以上に成長していってくれると信じています。誰も経験した事の無い経験値を持っている選手達は、きっと強く逞しくあってくれるはずです。
ガンバ大阪ユースを卒団した選手は無条件でいつまでも応援しているつもりですが、これまでの世代以上に、この世代の選手達の事は気になっていくはずです。進学する選手にとっての4年間もきっとあっという間に過ぎていくかと思いますが、遠くても近くても、この先も何らかの形で応援をしていければと思っています。選手達のガンバり次第でお会いすることもあるかもしれませんが、その時には何卒よろしくお願いいたします。3年間、本当にありがとうございました。
というわけで、今年もガンバユースを卒団した選手と、保護者の方々に向けて、個人的な思いを綴らせていただきました。コロナの事に振り回され、締めにまでそこには触れたくないので別の事を。
おそらくコロナが無くても、U-23ラストイヤーということでこの世代の選手達はある程度バラバラの活動を余儀なくされていたと思ってます。U-23の無い(元に戻るとも言えますが)体制への移行期間だったのかなと…。
ガンバファンの声としては、U-23が無くなる事に対して残念だという声がよく聞かれます。プロ1,2年目の選手にとっては間違いなく必要なセクションだったと私も思います。けれども、U-23発足前からのユースファンとしては、正直ホッとしてるところもあります。U-23が活動していた5シーズン、2種年代のアカデミーチームとしては、U-23に振り回されっぱなしでした。「U-23があったから」というメリットと同じだけ、「U-23が無ければ(アカデミーを頼るような運用でなければ)」と思う事もありました。だからこそ、この年代に限らずトップの選手と同様にU-23で戦ってきたすべてのユースの選手達を労いたいし、U-23に行った選手行っていない選手関係なく、ラストイヤーの最後まで戦い切ってくれたこの世代の選手達に対して特に、一言では言えないぐらいのたくさんの労いの言葉をかけたい気持ちでいっぱいなのです。
コロナ禍の中で高校3年生を迎えた選手は日本中にいるし、この世代だけがコロナ禍を味わったわけでもなく、次の世代も手探りの状況は続くはず。でも、2020年をガンバユースの3年生の選手として過ごした経験は、今後の人生できっと何らかの糧となったり、物差しとなってくれるはずです。なんてったって、ガンバ大阪で過ごした3年間です。そして、今回一緒に卒団する仲間との絆は、この先の将来できっとその存在を確かめる時が来ると思います。ただ一緒に寮生活しただけのツレではなく、長い人生において「3年間の苦楽」を共有できた、その価値を理解し合える同志だと思います。だから、その同志とこれからも仲良く、楽しく、そして大切にしてくださいね。
…なんか説教臭くなった…。偉そうに書かないようにしてたのに、過去イチで偉そうに書いてしまいました。ごめんなさい。
ごめんなさいついでにもう一つ謝ることが。今回使うことにした選手写真は、自分で撮らせてもらったものです。この卒団メンバーエントリーの選手写真は毎年、ユース専属カメラマンの某女史に依頼していました。引き続き依頼しても良かったのかもしれないのだけど、今年に限っては勝手な「こだわり」があったので、自分が撮った選手写真を使うことにしたのでした。
ただ、本来ならもっとベストショット的なものを使うべきなのですが、「こだわり」の為にどうにかこうにか搔き集めた結果、こうなったのでした。SNSの使い回しの写真がほとんど。そこはごめんなさい。あと「こだわり」に関しては、なんとなく察していただければ幸いです笑
ユースを応援していると3年間はあっという間に過ぎます。実際、いつも2年半ぐらいな感覚。でも今回は2年半はおろか、2年にも満たない時間しか追いかけられなかった感覚です。でも、それももう過去の事。これから先、選手のみんなにとってまだまだたくさんの時間があります。サッカーをガンバってくれていれば、きっとまたみんなと会えることもあると思います。みんなが活躍している姿をまだまだ応援したいと思っているので、新たなフィールドでたくさん活躍してください!応援してます!
3年間、応援させてもらえて本当に楽しかったです!ありがとうございました!

lifegoeson7 at 21:00│Comments(0)│
│'20ユース
