ガンバユース2019、抜群のスタートダッシュ!〜プレミアリーグ第1クールを終えて〜【特別版・後編】名も無き若者たちへ

December 19, 2019

【特別版・前編】名も無き若者たちへ

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 ガンバ大阪が残す公式戦は、Jrユースの高円宮杯のみ。その他カテゴリーはシーズン終了を迎えた。ガンバを取り巻く色々な話題がこれから溢れ出てくるだろう。そんな中で、ひっそり?と一線を退く若者たちについて、綴ろうと思う。このブログの趣旨とは本来違うわけだが、垂れ流されていくだけのSNSではなく、しっかりと書き記しておきたかったから、あえてここに書くことにした。

表題が示す通り、彼らには名前が無い。いや、正確にはかつて「名前があった」ような気もするのだが、たぶんそれは名前では無かったのだろう。ここまでの流れでお気付きの方もいるかもしれない。彼らとは、U-23の応援をリードしていた「彼ら」のことである。
U-23立ち上げ以降、スタジアムで彼らの存在を知ったり身近に感じるようになった方は急激に増えたはず。青と黒にどっぷり染まりきった多くのファンにしてみれば、スタジアムで聞き慣れた「いつもの」応援ではないスタイル。型にはまらないスタイルで盛り上げようとする彼らの姿を、見た事がある人は多いだろう。
そんな彼らに対し拒否感や抵抗感を持つ人もいれば、歓迎した人もいた。これまでのガンバの応援に一石を投じた存在だった彼らが、今季終了を以て応援リードから退くことを決めた。

今回は、そんな彼らへの餞のエントリである。



 私が彼らと初めて出会ったのは…正直覚えていない。直接的にこの若者たちと関わるようになったのが、どのタイミングだったのか、記憶はかなり曖昧だ。それもそのはず、今回この記事を書くにあたって写真を掘り起こしてみたら、一番古い写真は2012年の6月。もう7年半も前である。

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 かつてサテライトリーグなるものが存在していた時代は、ギャラリーはいても応援をするファンはいなかった。ただし、トップがあまり対戦しないであろうクラブとの対戦のアウェイ戦に限り応援があったり、前日のJ1が雨になり、幕を乾かす為にたくさんの団体幕が並んだり、という事はあったと聞いている。けれども基本的には応援は無かった。ところが、この2012年前後(正確にいつからというのは知らない)から、サテライトを見に行くと応援の声が聞かれるようになった。

それまで、サテライトの試合後に選手が挨拶に向かっていたのは旧第1練習場の見学席前。それがいつの間にか、彼らの方へ行くように。聞けば、アウェイでも駆け付けて応援をやってるとのことだった。
私もサテライトには行けるだけ見に行ったけれど、アウェイの相手の練習場でガンバの応援が聞けるのはユースぐらいだと思っていた。ユースも当時はプレミアリーグ昇格前で、正味アウェイで応援ができるのはJユース杯程度。そんな時代から、ガンバの若手に声を枯らしていたのが彼らだった。

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 2013年になると、より彼らと出くわすことが増えた。ユースから駆り出されていく「プロ予備軍」的な位置づけと捉えやすかった当時の2種登録の選手や、進学したOB選手が練習生としてガンバに戻ってくる姿を見るのが第1目的だったが、その次の目的はここでしか味わえないガンバの応援を見たかったからだ。その最たるものが選手チャントやコール。今でこそトップの応援でも選手チャントは増えてきたが、この頃はまだまだ少なかった。でもサテライトに行けばジェソクのオリジナルコールがあったり、阿部のチャントも聞けたり。当時のファンクラブ会報インタビューで阿部が喜んでたような一文が載っていた記憶が。そういう、ここでしか作れない空気、というものを作り続けていたのが印象深かった。

 また、これはSULだからこそだった事なのだが、学生選抜との対戦でのこと。対戦相手である学生選抜に対しての接し方に思わずニヤリとさせられたこともよく覚えている。それは、試合後学生選抜に居たユースOB望月聖矢へ向けてコールをしてくれた事だった。応援している当の本人達も、学生選抜の選手とまったく同年代だからこそできたことなのかもしれないが、そこにはユースOBにこそ向けられた愛を感じられた。彼らはとにかくガンバへの愛で動いているんだなと、強く思わされた出来事だった。

 写真を見返していて思い出したが、そういえばユースの応援にも駆け付けてくれたのもこの頃だった。一度ガッツリ応援してくれたことがあって、恐らく2013年のJ2の後座試合になったJユース杯だったと記憶してる(間違ってたらごめんなさい)。今思えば、すごい勢いと情熱をガンバの選手達に向けてたんだなと思わされる。サテライトにユースに、そしてもちろんトップにも。どこにも等しく情熱を向けるって大変なエネルギーが必要だと今の私なら理解できるのだが、この頃はそこまで感じ取れてはいなかった。今にして思えば、本当にものすごい愛なのだ。

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 サテライト観戦といえば、若手と2種登録選手と彼らの応援。とまで言ってしまえば大げさではあるけれども、いつもの日常と違うものを見れるという意味ではやはり楽しみにしていたんだと今でも思う。しかし、時間が経過するという事は次第に変化も起きてくる。例えば、第1練習場はスタジアム建設のために存在しなくなり、あの緩やかな傾斜と芝生で牧歌的に行われていたサテライトの応援風景は第2練習場の狭苦しい見学スペースへと移った。もちろん場所が変わろうとも応援の熱に変化があるようには見えなかったけれど、次第に増えていくサポートの人数からすると窮屈そうだった気もする。見学スペースとごっちゃになって、誰にとってもあまり幸せな空間とは呼べなかったかもしれない。

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 この2013年はSUL優勝。応援の甲斐があったのではないか?とおぼろげながらそんな事を思った記憶もある。ちなみに、その時にはこんなエントリを書いていた。そういえば、優勝を決めたサテライトダービーでは、観衆が詰めかけすぎて第2練習場がカオスな空間すぎて色々あったんだった。懐かしさのあまり、ちょっと読んでしまった。
そのSULは2014シーズンをもって現行体制が終了。2015シーズンからは縮小化され、応援も無くなることに。位置づけもTMとなんら変わりない扱いだったから致し方ない。そして迎えた2016年、U-23がJ3参入。ガンバは新たな局面を迎えることとなった。暗中模索の中始まったU-23は現場だけでなく、応援する側も同じ。ふたを開けてみないとわからなかったU-23。果たして、「彼ら」に何が待ち受けていたのか…


前編は、ここまで。後編ではU-23創設後から、ここまでを振り返りつつ、今思うことを綴ろうと思う。




lifegoeson7 at 22:05│Comments(0)

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