July 25, 2017

【ユース】第41回日本クラブユース選手権(U-18)大会 グループステージ第2日 vsジュビロ磐田U-18

IMG_6977

 24時間前は雨降る下増田でしたが、すっかり晴天に恵まれたグループステージ2日目は朝からぐんぐん気温が上昇。まるで下増田が本気を出そうとしているようで、到着早々のサポーター一同に戦慄が走ります…。一方で、前日の勝利の余韻もありアップをする選手の雰囲気も、一見いつも通りに見えましたが余計な緊張感からは解放されているように感じました。また、応援席のご父兄の皆さんも同様で、一様に雰囲気が良く感じられました。これは…勝たなきゃいけない!そんな気に満ちた試合前でした。残念ながらこの日も、試合前にバタつく一件があったのですが、それもガンバユースを応援する皆で乗り越えられました。この場を借りて、感謝と御礼を申し上げます。
 大量得点翌日に、引き締まった試合ができるかどうか。勝てば決勝トーナメント進出が大きく近づく一戦の緊張感、なかなかたまりませんでした。



ガンバ大阪ユース 2-1 ジュビロ磐田U-18 [公式記録]
@前橋フットボールセンターD
得点:(ガンバ)'73白井陽斗、'80+3足立翼 (ジュビロ)'78速水修平

 今回はフォーメーション図も入れてみます。やはり第1戦からは顔ぶれを変えてきました。相手とのパワーバランスや過密日程も加味しつつ、誰が出ても良いように数多くの選手をプレミアで起用してきたのが活きてきているように感じます。
IMG_6998

一方のジュビロ。細かい戦力の事はもちろんわかりませんが、U-23AFC選手権予選に選出されている選手がいるので、代表選手抜きということだったでしょうか。では、なおさら勝たねばならないシチュエーション。応援にも力が入りました。

 立ち上がりしばらく観察している限りでは、ガンバはあまりボールを長く保持することを避けているのか、もしくはそういう意図なのか、シンプルに相手のDFライン裏へボールを出す事が多く目につきました。ボランチの山下、山森のところでもボールが落ち着くというよりは、ボランチも攻撃に関してはシンプルな経由地というだけで、ボールはすぐに相手DF裏へ出されていました。確かに相手のこの試合に賭ける気持ちの強さはプレッシングに現れていましたが、それを逆手に取るようなガンバの戦略だったのかもしれません。とはいえ、落ち着いてボールを握れない分、緩急の「急」の部分が多く、落ち着きのないサッカーが長く展開されていたと思います。ただ、その分ボランチが今度は守備面でサポートできていました。特に山下の献身的な守備にはかなり助けられていて、「その50:50のボールを奪われると嫌だな」という局面でことごとくマイボールにしてくれていた事は、DFも攻撃陣も双方が助けられていたと感じていると思います。山下は80分通して見ていて、本当に頼もしかった。

一方、こういったサッカーが展開されているのならば、2トップを白井と宮脇というスピードタイプで揃えたのも納得。相手DFラインを後方に下げようと裏狙いをしつこく続けていたのは狙い通りだったでしょう。しかしながら、相手の好きにさせないサッカーはできていたものの、脅威を与えられるような前半でもなく。岩本、丹羽の2列目が相手のプレスをかわしたり球際の粘りを見せて前を向けても、その先が繋がらなかったのはもどかしかった。そんな中、前半最大のチャンスとピンチはめまぐるしく訪れます。丹羽の左サイドからのクロスがファーサイドへ届くと走りこんだ白井の強烈なボレーが炸裂。決まったかと思ったボールは無情にもポストに当たり決まらず。しかしその直後、今度はこちらのDF裏を破られ一気にGK桑原との1vs1の局面に。失点を覚悟した場面でしたが、中島が間一髪の読みと寄せを見せてどうにか相手シュートはわずかにバーの上へ。ジェットコースターのような展開もありつつ、前半は互いにゴール無く折り返します。

 ハーフタイム、ふと我に返った瞬間に気づくまとわりつく暑さ。前半の相手のプレッシングや攻守の切り替えの早さが最後まで持つかな?という疑念が湧きました。状況的に後が無いわけだから最後まで走ってくるとは思われるものの、必ずガンバにチャンスは訪れるだろうとも。じれったく我慢を強いられる試合ではあるものの勝機はアリ。…この勘がどう転ぶか…?ボランチの山森を奥野にスイッチして、後半を迎えます。

 張り詰めた緊張感は後半に入っても持続。ガンバは徐々にボールポゼッションの時間も増える半面、ジュビロも先制点への渇望からか縦にシンプルな攻撃を多用し始めます。前半はどちらかといえば前線からのプレスを連動させて高い位置から攻撃を厚くしていたジュビロでしたが、やはり少しずつボールを奪える位置が下がり、その結果手数を掛けない攻撃が増えたのかなと推測していました。こうなると、ジュビロのプレスをはがしてさえしまえば一気に高い位置でボールを持てやすくなり、ガンバの時間が作り出せる…そういう予感が頭をよぎります。さらに、後半から入った奥野が高い位置で相手をえぐるパスを魅せたかと思えば、さらにその後に入った足立翼が、前半には無かったミドルや鋭い切れ込みでゴールに迫ります。少しずつガンバの攻撃のバリエーションが広がり光明が差してくる感覚。だからこそゴールが欲しい。守備陣、特にCBコンビの河井と中島が高さ・読み・当たりの強さで相手の攻撃を抑え込めているうちにゴールを…祈る気持ちを声に託していた時、ついに試合が動きます。
 73分、岩本からの浮き球のボールが相手DFの裏を取った白井の元へ。白井はこのボールに対しジャンピングボレー(と言っても叩き込むのではなく、ふわりとやってきたボールを足でタッチするように浮かせます)を魅せます。ボールはさらにふわりと弧を描き、手を伸ばしたGKの上を抜け、サイドネットに飛び込みます。待ちに待った先制ゴールは、プレミア東福岡戦以来待望のエースのゴールでした。

 歓喜爆発。しかし、ここ最近のガンバユースの課題は試合の閉じ方。リードを守れない、相手の猛追をかわせない。色んな理由があれど、プレミアでの直近3試合にすべて共通していました。それらと同じように残り10分弱をいかにして耐えるのか、課題克服なるか。ここはやはり追加点を、と得点を期待する歌を叫んだわけですが…5分後の78分、強烈な打点の高さから押し込まれて失点。またか…と声が漏れそうでした。それでも勝たねばならないのがサッカーだし、それでも勝つのがガンバじゃなきゃいけないんです。ユースではごくたまにしか使いませんが、ここぞとばかりに選びました。「やられたらやり返せ。ガンバ アレ。漢やろ。」

 そんな気持ちが届いたのか(そうだと良いな笑)、80分を越えて提示されたAT4分以内に決定機を作り出したのはガンバでした。ゴール前抜け出した足立へスルーパスを出したのは岩本だったか、奥野だったか、それとも彼らとは別か。気付けばエリア内目がけて飛び出していた足立に絶好のパスが渡ります。受けた足立が鋭くドリブルで切れ込もうとしたところを、一か八かのディフェンスで止めに行ったジュビロDFでしたが足立のスピードが勝り後ろから止める格好に。この年代なら明らかなファウルでも取らない主審も多くないですが、時間帯等考えても難しいシチュエーションでもちゃんとPKを取ってくれました。でも何より、足立の仕掛けが生んだPKだったと言えるでしょう。キッカーは足立。前日のサンク戦でも自ら得たPKを決めた足立には、気負いもプレッシャーも皆無だった模様。ゴール左隅に確実に沈め、再びジュビロを突き放すことに成功します。
ラスト数分は、なかなか長く感じたのですがしっかり守り切ったガンバ。見事に連勝で勝ち点6まで到達!グループステージ突破に向けて大きな勝利となりました。

 この試合はギリギリでの勝利にはなりましたが、スレスレの勝負で勝利を自らの手で手繰り寄せられたのはここ最近の課題克服に大きな自信となれば良いなと考えています。本当は先制した時間を考えれば1-0か、それ以上の点差でで逃げ切らなきゃいけなかったんですが、勝利を重ねて自信を深めてくれれば。なんせグループステージは40分ハーフ。時間が短かったから今回は逃げ切れたのかもしれません。もっと勝ち上がるならば、もっと厳しい戦いになります。最後の最後まで得点を奪う姿勢を貫いて、相手の追いつきたい気持ちをへし折る強さを、このクラ選を通して身に付けて行って欲しいと願っています。

 第2試合でアビスパU-18がサンクFCくりやまU-18を11-0で破ったため、ゴールディファレンスによってガンバユースは2位でグループステージ最終節を迎えます。アビスパに勝てば1位通過。少しでも勝ち上がりたいなら、奪えるアドバンテージは勝ち取りたいところ。でも、勝ち上がりが決まっているのもまた事実。ケガの無いようにグループステージを終えて欲しいです。

 というわけで、私のクラ選参戦はここまで。次は一応今のところ決勝のみ。決勝までまだまだはるか遠いけど、目の前の1戦1戦をしっかり戦い抜いて、勝ち続けてくれると信じています。現地で応援できないのが歯がゆいけど、大阪から応援しています!!

IMG_6988
(写真提供:sayaちゃん[twitter@foot2b])

カップを掴み獲れ!!ガンバユース!!

lifegoeson7 at 23:00│Comments(0) '17ユース 

コメントする

名前
URL
 
  絵文字