July 13, 2014

【ユース】高円宮杯U-18サッカーリーグ2014 プレミアリーグWEST第8節 vs名古屋グランパスU18

 完全に気分次第で更新することになった弊ブログ。今までも毎試合書きたい気持ちがあるものの、なかなか余裕が無く・・・。でも、時にはそんなものを吹っ飛ばすほど魂揺さぶられることもあるわけで、そんな時には弱小ブログですが、声を大にして(るつもりで)情報発信したいなと思うわけであります。この試合が、まさにそんな試合だったと言えるんじゃないでしょうか。
 試合が終わって半日ほどが経過している今ですが、まったくアドレナリンが引かない私。本当に本当に素晴らしい試合を見せてもらえました。朝の雨さえなければ、色んな写真で彩りたかったわけですが、それを許してもらえなかったこと以外は、それはもう素晴らしい90分でした。決して悠々楽々な試合ではなかったのですが、そんな試合を乗り越える姿を横から見守れたことが、何より良かったなと思っています。

 先週は京都橘に6-1の圧勝。大勝の次は難しくなりがちなのはサッカーにおけるセオリーの一つですが、今日の相手はここまでリーグ無敗のグランパス。簡単には叩けない相手だからこそ、戦う姿勢が見たかったし、大勝で気を緩めることなどして欲しくないところ。自信を深めるためには絶対勝利が条件の、大一番となりました。

 雨の朝、J-green堺。静けさに包まれた朝のS2ピッチは、気付けばアツいアツい空間へと変貌していきました。



ガンバ大阪ユース 2−1 名古屋グランパスU18 
@J-green堺S2グラウンド
得点者:(ガンバ) '29妹尾直哉、'90+3中村文哉 (グランパス)'14田中彰馬


 応援幕の貼り付けを少しお手伝いしながら試合開始の時間を待っていても、容赦なく降り続ける雨。試合前にすでにビショ濡れでしたが、試合前に止み始めたかと思うと試合が始まれば晴れ間も覗く予想外のコンディションに。日焼け止めいらずだと思っていたことと、カメラを置いてきたことに対する後悔の念ばかりが頭に渦巻いていたものの、試合が始まればそんなことは吹っ飛んでしまう緊張感溢れた戦いが繰り広げられていきます。

 ガンバのスタメンは、GK林瑞輝:DF山中海斗、前谷崇博、吉岡裕貴、初瀬亮:MF嫁阪翔太、市丸瑞希、岩本和希、園部凌平:FW睫攵歓諭∨緘直哉。負傷の吉村弦に変わって右サイドには山中がプレミア初先発を飾ると、ここのところ途中出場でアクセントになっていた園部を中盤で起用します。さらに、体調不良で戦線離脱していた妹尾は久々のプレミア登場となりました。 

 相手は今季ここまで無敗のグランパス。ここでガンバが勝てればプレミアWESTをますます面白くさせられるだけに、貪欲に勝利を求めていきます。しかし立ち上がりはグランパスが主導権を掌握。ガンバの選手が前を向こうとしたところを狙われては後手後手に回される嫌な流れ。ハイプレッシングでここまで試合をコントロールしてきたと言うグランパスが、ここでも積極的に攻勢に掛かります。すると、素早いパス回しに対して後追いになっているなぁと感じたその瞬間、見事なシュートを決められ先制を許してしまいました。ガンバとしては、もう少し落ち着いて試合に入りたかったと思うのですが、やや相手のペースに飲まれたかなという印象でした。
 先制を許して尚、なかなか自分たちの思うようには試合が進められず、リズムを生み出せないガンバ。やっぱりグランパスは良いチームだなぁと妙に冷静に見ているもう一人の私。けれど、そんな空気を一変させたのが、復帰戦になった妹尾。左サイドの角度の無いところ(のように見えた)からグラウンダーのシュートを放つと、ファーサイドのポストに当たって ゴールへ。冷静に決めたように魅せた妹尾ですが、すごくクールなシュートだったのではないでしょうか。復帰ゴール、本当におめでとう、そしてありがとう!
 妹尾が決めて再びタイスコアに戻したガンバは、少しずつ相手のペースから流れを引き寄せられるようになります。一人一人の踏ん張りや粘りも出てきて、緊迫感のある時間が続いていきました。中盤で先発起用された園部は独特のリズムを出せていたし、キープ力はさすが。小柄ながらもテクニック満載で、見ていて楽しいプレーをしていたのが印象的。いかにもガンバユースの選手、と言ったプレーがたくさん。その園部と左サイドを操っていた初瀬。右サイドの山中はサイドバックへのコンバート真っ只中。そんな山中の分をカバーするかのように初瀬が攻守に光り始めます。上下動の数もいつもより多かった気がするし、前線で攻撃にもよく絡めていたのが印象強かったですね。
 しかしながら、ペースはやはりグランパスに傾いてしまいます。前線からの守備が良いし、奪ってからの攻撃に意思統一がしっかり見て取れるから、迷いも無くてシンプル。だからこそ鋭い攻撃になっていて、ガンバ守備陣は手を焼いていました。ただし、最後の壁となる林がグランパスの前に立ちはだかります。 前半終了間際、エリア内でフリーにさせてしまったところで強烈なシュートを打たれたわけですが、抜群のセービングでピンチを切り抜けます。瑞輝様々のファインセーブでタイスコアを維持したままハーフタイムを迎えることが出来ました。

 後半メンバーチェンジ無く迎えたガンバ。守備陣が踏ん張っているだけに、なるべく早く追加点が欲しいところでしたが、リズムはやはりグランパスのものに。縦に縦に仕掛けてくる攻撃に対し、なかなか押し返すことが出来ません。うまく奪い返してボランチへ預けてもそこから先のパスが読まれていることも多くて、その都度再び守備に追われる展開が増えました。やがてシュート場面にも持っていかれるのですが、そこにも立ちはだかる林。おそらく後半と押して3点は防いでくれたはず。失点を覚悟するような場面でも、林の奮闘でチームは救われました。現段階でのプレミアWEST勢のGK陣による決定的場面のセービング率、なんていうデータがあれば間違いなく林がトップじゃないかなと思い込んでいる私です(実際はどうなのかわかりません)。
頼れる主将に助けられながらガンバもグランパス陣内へ攻め入るのですが、散発的でシュートに持ち込めない依然苦しい展開が継続。ということで、次々に選手交代を図りどうにかリズムを変えようと、ガンバが積極的に動きます。61分に妹尾を山崎に替えると、それ以降園部、嫁阪、岩本と中盤勢を下げると阿部勇輝、中村文哉、平尾壮を投入してフレッシュさでグランパスへ対抗していきます。
 試合前の雨から一転、強い日差しが包む堺。いつもと異なり風も吹かず、蒸し風呂のような湿度が両チームの体力を奪っていました。しかし鋭い攻撃を仕掛けるも得点に結び付けられないグランパスのほうがこのコンディションはきつかった様子。ガンバ4人目の交代だった平尾が入った頃には足が止まり出し、いつの間にか試合はガンバのゴール前で展開することが増えていきます。足が止まった頃に平尾を投入するなんて、ちょっとズルいんじゃないかなぁ。と不敵な笑みが浮かびそうになるのをこらえつつも、ガンバはガンバであと少しのところにまで迫りつつ、1点が奪えない。ただ、その1点をもぎ取ろうとするチーム全体の勢いは、ここしばらく見ないそれでした。弾かれても防がれても、この試合にはどうしても勝ちたいっていう空気が充満していて、それが機動力となり足を動かしている。そんな感じの選手達。手に汗握らないワケがない。胸が高鳴らないワケがない。一発のカウンターに怯える自分もいたけれど、そこを凌いでくれる守備陣は本当に頼もしかった。だからこそ、報われて欲しい。その一心でした。

 90+3分、前半からチャンスと見るや攻め上がり、裏を取られても一生懸命に戻って守備に貢献していた初瀬。うまく相手の守備を破って左サイドを抜け出して中へ低いクロス。合わせにくいクロスに果敢に頭から飛び込んだのは、中村文哉!泥臭いけど彼だからこそできるゴール。そこはまさに、青と黒の狂喜乱舞。 クロスを上げた初瀬はそのままの勢いで、僕らのところに雄たけびを上げに来てくれました。こういうの、サポは嬉しいんです。初瀬と喜び合ってピッチに目をやると、下がった選手、ベンチメンバー、出てるメンバーが狂喜乱舞。素晴らしい情景でした。立役者の中村の嬉しそうな表情は、目に焼きついて離れません。
 試合は程なくして終了。劇的な逆転で無敗の首位グランパスを下し、勝ち点3を得たガンバ。3ポイント以上に、大きな財産を得た勝利だったのではないでしょうか。本当にシビれる試合でした。

 中村もヒーローだけど、でも彼がヒーローになれたのは林が何本もビッグセーブしてくれたおかげ。 2人の3年生の活躍が、また一つガンバユースを強く逞しくしてくれたと言えるでしょう。もちろん、派手な活躍が無くても、中村のゴールの時の様子を見れば一目瞭然。今年のチームはますます一つになってきたなと実感しました。まだまだ面白くなりますよ、ガンバユース。

 また、この試合と完全に被ってしまっていたユースBも2部リーグで首位堅持。同志社香里相手に快勝を収め、いよいよ残り3試合と言うところまで来ました。中村も先日までBチームでもがいていたし、今出れていなかったり、チームが結果を出せば出すほど悔しい思いをしている選手が居るのも忘れてはいません。プロを目指すためにも、もっともっと目立ちたいと思う選手が増えて欲しいし、歓喜の輪の中心になれる選手が増えるのは大歓迎。アツくて忘れられない夏にするためにも、A・B関わらずどんどん主軸に殴りこめるようにチーム全体で競い合って欲しいなと願うばかりです。

 プレミアWESTは次の富山第一高校戦で半分を折り返します。首位と勝ち点差3で3位につけるガンバ。いいところにいますよね。夏のクラ選でてっぺん獲る為にも、いい形で群馬に乗り込みたいところ。富山でのアウェイ戦でも歓喜の輪が見れるのを楽しみにしたいと思います。 

lifegoeson7 at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) '14ユース 

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