May 06, 2014

【ユース】高円宮杯U-18サッカーリーグ2014 プレミアリーグWEST第4節 vsサンフレッチェ広島F.C.ユース

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 高体連勢2連戦を連勝で乗り切ったガンバユース、3連勝を目指して次に挑む相手はサンフレッチェユース。ここまで2勝1敗同士の戦いは、今後のリーグを左右する序盤戦の大事な試合。特に完封して連勝してきたガンバにとっては、ここで連勝を伸ばして大きな自信を掴めみたい一戦でした。特に2試合無失点で切り抜けてきた守備陣にとっては試金石となる試合ともなるわけで、今後に向けて重要な位置付けになる試合となりました。

 この試合と被るように行われたOSAKA2部のユースBvs大阪朝鮮高戦も、プレミア開始前ギリギリまで見守ったりするなど、J-Greenはガンバユース祭。しかもどちらも重要な試合でしたが、両方を気にしながら忙しく見守れることは、幸せなことだなと感じました。ただユースBの選手達には、最後まで見守ることが出来なくて申し訳なかったのですが…(ユースBについては最後に少し触れます)



ガンバ大阪ユース 1−1 サンフレッチェ広島F.C.ユース [公式記録]
@J-Green堺S2グラウンド
得点者:(ガンバ)'58市丸瑞希[PK] (サンフレッチェ)'76加藤陸次樹


 ゴールデンウィーク最終日。天気がぐずつくという予報も一時あったものの、いざ当日を迎えれば穏やかで爽やかな絶好のサッカー日和。上々のコンディションでサンフレッチェを迎え撃つことが出来ました。
今シーズンここまで2勝1敗同士の両チームですが、サンフレッチェと言えばやはり地力のあるチーム。世代が変わってもプロ選手の輩出やプレミアリーグでの成績は安定しています。そんな相手に、ガンバがどこまで出来るか楽しみでした。

 では、まずガンバのスタメンの確認から。ここ2戦いい流れ出来ているだけに、大きな変更は無いだろうと踏んでいましたが、やはりほぼメンバーを固定して臨んできました。以下がこの試合のスタメン。


ガンバ大阪【ユース】
プレミアL vsサンフレッチェ広島F.C.ユース
9 睫攵歓諭2)
11 平尾壮(3)
8 山拓海(3)
7 嫁阪翔太(3)
6 市丸瑞希(2)
10 岩本和希(2)
13 吉村弦(3)
5 吉岡裕貴(2)
3 前谷崇博(3)
24 初瀬亮(2)
1 林瑞輝(3)

 前節東福岡戦からの変更箇所は、1つ。岩本を左サイドの2列目に置き、空いたところに山を起用。それ以外はいつもの顔触れとなりました。いつもの顔触れ、と呼べるようにある程度軸となる選手が出てき始めてるのはいい傾向でしょう。特にバックラインの成長は、毎試合ごとに感じられるようになってきているし、それが今の強みになっている気もします。ある程度の軸を作れればバリエーションも多く作れるようになってくるだけに、一戦一戦積んでいくことによる経験値が大事になっていきますね。

 というようなメンバーで臨んだサンフレッチェ戦。試合はプレミアリーグらしい、緊張感のある引き締まった内容で推移していきます。サンフレッチェはやはり守備が堅く、特に中央の守備においては、ここ2戦にはない厳しさと切り替えの速さでガンバを苦しめました。その中央の堅さを見てか、ガンバの攻撃は次第にサイドを多く使うサッカーを見せます。市丸と嫁阪のボランチコンビが、バランスよく両サイドを使っていくので、サイドバックの2人も攻め上がる時と守備バランスの維持をうまい具合に分担してやれていたと思います。ただ、吉村も初瀬も攻撃力が売りのサイドバック。一度攻め上がればクロスまで行くし、行けなくても中盤のサポートはしっかりできるの多岐に渡って顔出しして、試合の主導権争いに勝とうとするガンバを助けていました。
もう少しサイドバックについて言及しておくと、相手のウィングバックが低めに位置取りしているので裏を取るのはなかなか難しかったと思われます。それでも山や岩本、またはボランチの2人から裏を突くようなパスに対して、しっかり追いつけていたりしたのは、直接的な意味で仕事ができなくても(クロス上げられなかったり)攻撃のバリエーションを広げる意味では相手に影響は与えられていたのではないかなと感じています。それでも、2人であればもっと攻撃性を発揮できるとは思っていますけども。

相手のWBとのマッチアップも見応え十分だった初瀬亮。

 試合は両者決定機を作り出せないまま時間が過ぎていきます。ボランチから前にボールが入った時には、チェックも厳しかったですね。1vs3とかそれ以上の場面をよく見た気がします。睫擇亡悗靴討3人以上に囲まれてでもボールキープが出来ていたり、さすがの能力の高さを見せてくれていましたが、平尾は相手を背負った時は少し厳しかったでしょうか。ただ平尾と睫擇離灰鵐咾了に感じる良さは、前線でのプレッシングが両者共にそれぞれを意識したプレッシングを心掛けているのかな?というのが見えてくるところ。これはこの試合に限らずなのですが、プレスのタイミングとプレスをかける場所に対しての共通認識があるようで、決して相手には楽にビルドアップをさせていないところがこのコンビの良いところと思っています。この試合でも、相手の3バックがボールを保持している時、睫擇畔身は地道にプレスを掛け続けています。こういうところでサボらない姿勢を出せる選手には、好印象になりますね。
 とまぁ試合以外のことをつらつら書いているのですが、この試合本当に緊張感が張り詰めていました。メモる瞬間すらピッチから目を離せないというか、非常に拮抗した前半でした。シュートチャンスも両者あまり作れず、一進一退。我慢比べのような前半でした。こういう緊張感の高まる試合になるほど、応援に没頭してしまう私です。よって前半はわかりやすい見せ場は少ないまま終わります。

得点だけが仕事じゃないことを示す、睫攵歓佑亮虍も見どころ。

 メンバー交代も無く迎えた後半。均衡状態を破るのはどちらか、どの選手なのか。観察するような気持ちと、均衡を破るのは我々であるべき、という強い思いから声しか出せずにいた私。こういった試合を乗り越えてこそ強くなれる。だからこそ選手の後押しをせずにはいられませんでした。特に後半に入ってからは、前半以上に両者のプレッシャーも激しく厳しくなり、互いに自由を与えさせないサッカーが続きました。そんな拮抗した展開に風穴を開ける出来事が。58分、最終ラインからの大きなロングボールにうまく飛び出した平尾。風とスピードに乗ってPエリア内まで届いたボールに競り合った平尾が倒され、PKを獲得します。予想していなかったロングボールからのPKという展開。試合が動く時はこういうものなのかと再認識したわけですが、このPKを蹴るのは平尾ではなく市丸。監督の指示なのだとは思うのですが、平尾に蹴らせてあげたかった気もしなくはなかったり。しかし、ここは副将の市丸。蹴る前は少し緊張した表情にも見えましたが、キックは冷静そのもの。しっかりネットに沈めて、待望の先制点をガンバが奪うことに成功します。

ここまで張り詰めた緊張感がピークに達したPKも、冷静に沈めた市丸瑞希。

 先制した直後は完全なガンバペース。高い位置からのプレスが鋭さを増し、立て続けにチャンスを迎えます。睫擇離廛譽垢發気襪海箸覆ら、FWが追い込んだ後の中盤によるプレスも高い位置をキープしてくれたので、嫁阪と市丸のところにボールがよく入り、2次攻撃3次攻撃を繰り出すことが出来ていました。出来ればこの時間帯に立て続けに得点したかったところですが…少しずつサンフレッチェも息を吹き返していきます。前線からの守備も再び厳しくなると、2列目やボランチのところまで厳しい守備でガンバの勢いを断ちに出てきます。高い位置でサンフレッチェが奪えるようになると、両WBを駆使するトップチーム同様の速い攻撃が見られるようになります。これに対して、前谷や吉岡も体を張って対応。ゴールこそ許しませんが、苦しい時間に突入していることを予感させられていきます。
勢いが落ちていく中で、ガンバは最初の交代カードを切ります。山を堂安にスイッチ。前線でのタメを作れる選手を投入します。さらにフォアチェックでチームを助けていた平尾を下げて、今季のプレミア初出場となる中村を投入。平尾に引き続き、前線からねちっこく守備を徹底させていきます。

久々のAチームでの登場となった、中村文哉。

ガンバ大阪【ユース】
プレミアL vsサンフレッチェ広島F.C.ユース(後半 
9 睫攵歓諭2)
18 中村文哉(3)
20 堂安律(1)
7 嫁阪翔太(3)
6 市丸瑞希(2)
10 岩本和希(2)
13 吉村弦(3)
5 吉岡裕貴(2)
3 前谷崇博(3)
24 初瀬亮(2)
1 林瑞輝(3)

 しかし、中村の投入直後。ここまでよく我慢してきた守備陣もついに耐え切れず。76分、大きくサイドに振られ、最後はフリーになった加藤にうまく決められて失点。良い流れからの悪い時間帯もどうにか耐えていた守備陣ですが、ここはどうにも食い止めることが出来ず。悔しい失点で追いつかれてしまいました。
この後再びメンバー交代で流れを変えたいガンバは、岩本を下げボランチに松岡を投入。市丸を1列上げて中盤に変化をもたらします。さらにアディショナルタイムには、さすがにプレッシングをガンバった睫擇砲眸茲譴見え、武田に交代。このような布陣で試合を終えることに。終了間際には両チームカウンターを繰り出しつつ、終盤に入っても尚中盤でのボールの奪い合いは激しいままでした。

ボランチで新境地開拓が進む松岡秀平。


ガンバ大阪【ユース】
プレミアL vsサンフレッチェ広島F.C.ユース(終了時)
28 武田太一(2)
18 中村文哉(3)
20 堂安律(1)
7 嫁阪翔太(3)
17 松岡秀平(2)
6 市丸瑞希(2)
13 吉村弦(3)
5 吉岡裕貴(2)
3 前谷崇博(3)
24 初瀬亮(2)
1 林瑞輝(3)

 ドローという悔しい結果に終わりましたが、勝ち点1を分け合った事は悪い結果ではありません。確かに勝てた試合とも言えるし、本当に強いチームであれば今日のサンフレッチェぐらいの出来であれば引き離せてしまうちーむもあるでしょう。ともすれば、これがガンバの現在の立ち位置ということになるのでしょう。睫擇箚篷椶激しくマークされ、自在な攻撃が出来なくなった中でも勝ちきれる強さをこれから磨いていかなければいけないということでしょう。一方で、最終ラインは耐え切れずの1失点があったものの、総じて見ればよくガンバっていたと思います。この4バックは堅実な守備を見せるようになってくれているのが、嬉しいです。後ろが安定してくると前めの選手も思い切りプレーに集中できると思うし、頼もしくも感じてくるはず。何より、個人的にはこの4バックには伸びしろをとても感じるし、これからますます経験を積んで「ガンバの壁」となるべく進化を続けていって欲しいと願います。
 守備陣という意味では忘れてならないのが、林。この試合でも1失点こそ喫したものの、ファインセーブも連発。ハイボール処理の安定感も抜群。あわやというシーンでも間一髪のセーブで何度もチームを助けてくれました。最終ラインと林の組み合わせが、今年のガンバユースの生命線の一つとも呼べるでしょう。この生命線をより太く確かなものにするためにも、試合では結果を追求していって欲しいなと思います。

守備陣を引っ張る前谷は、試合毎に頼もしさが増している。

 というわけで、サンフレッチェ戦は拮抗した試合でしたが、ドローに終わりました。連勝を伸ばすことはできませんでしたが、緊張感もあり白熱した試合だったので、この勝ち点1の経験はこちらが思っている以上に大きい経験となったかもしれません。サンフレッチェとはまた対戦するし、その時にはしっかり勝ち切りたいと思います。

プレミアリーグ、次節は5/11(日)15:00〜アウェイのサンガタウンに乗り込んで京都サンガF.C.U-18との対戦。開幕3連敗を喫していたサンガですが、ようやく初勝利を掴んだ模様。良い波に乗ったところでの対戦となるので、引き締めて戦いたいところです。

 最後にユースB。前半0‐0というところまでは観戦したのですが、ファイナルスコアは4-3。一時は2点差を付けられたガンバでしたが、怒涛のゴールで4-3の大逆転勝利。首位大阪朝鮮高校に対して、開幕戦のリベンジを果たすことが出来ました。この大逆転劇になった一連の流れ、本当に見たかったです。2部リーグに関しては、これ以上取りこぼし無く、着実に勝ち点3を積み上げていくことを意識して戦い抜いて欲しいと思います。1年での1部昇格を果たしてみたいものですよね。A・B共にこれからのガンバユースも、引き続き楽しみです!

lifegoeson7 at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) '14ユース 

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