March 24, 2014

【ユース】高円宮杯U-18サッカーリーグ2014 OSAKA2部Bリーグ第3節 vs近畿大学附属高校B

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 当初2月に予定されていたこの試合は、大雪の降った翌日ということもあり延期となっていました。ということで、21日・23日と連戦に。21日の第5節・太成学院大高校相手には快勝を収め、中1日となるこの試合に対して弾みをつけたユースB。3勝1敗で迎えた今回の相手は、近大附属高校B。ユースを追っている者とすれば忘れ難い対戦相手でもあります。それは2年前の2部・3部入れ替え戦。万博人工芝での1発勝負は、3部降格だけは避けたい思いが前面に出ていた近大附Bに競り負け2部昇格を逃すこととなってしまいました。力の差が大き過ぎる3部に"留年"する形になった苦い経験。その発端が、この近大附B戦でした。それ以来となる公式戦での対戦です。

 中1日の連戦とは言え、2日前とは違い春らしい陽気にも恵まれコンディション良好。リベンジを期すには絶好の舞台が整っただけに、走り負けの許されないシビアな戦いが予想されました。



近畿大学附属高校B 1−1 ガンバ大阪ユースB
@奈良産業大学信貴山グラウンド
得点者:(ガンバ)'78和田健太郎 (近大附)不明


 冒頭でも触れた、2年前の入れ替え戦。その試合を経験していたメンバーの中でこの試合に登場してきたのは、今Bチームで主将を務めるボランチの大西とFWの和田。当時は2名とも1年生だったわけですが、結果的にもなかなか貢献できなかった苦い経験を持っていたはず。とはいえ、この近大附B戦に我々のようなファンほどのモチベーションを持っていたかどうかはわかりません。ただ、あの時とは違うぞ、というところは見せて欲しいところでした。以下がスタメン。


ガンバ大阪【ユース】
2部L vs近畿大学附属高校B
9 和田健太郎(3)
14 宮森祐希(2)
19 西田一翔(1)
3 大西高弘(3)
15 食野亮太郎(1)
7 山中海斗(2)
13 杉山天真(1)
4 茶木創(3)
6 瀬川尚輝(3)
25 山下令雄(1)
16 谷井宏気(1)

 大西、和田に加えCBコンビも瀬川と茶木の3年生で形成。センターラインに3年生を配置し、また今年の2部リーグである程度結果を出している宮森や山中もスタートから起用するなど、顔触れだけを見れば結果を追求したメンバーを送り出したのだなと感じました。そこに1年生組がどう絡めるのかなども気になるところ。公式戦らしい緊張感を持って試合は始まりました。

 立ち上がりから一進一退が続く両チーム。どちらかと言えば、ガンバは相手の様子を窺うように試合を進めます。するとリズムを掴む前に、相手が徐々にガンバのパスの出所であるボランチの食野やビルドアップを図るCBへのプレスを強化。ガンバは息苦しいサッカーを余儀なくさせられます。これまでの2部リーグのチーム(開幕戦の大阪朝鮮を除く)のプレッシャーとは異なり、連動した囲い込みでボールホルダーをサイドへ追い込むと、奪ってからカウンターを狙う近大附。何と言うか、ようやくこのレベルの相手とやれるようになったかと、変に安心してしまいました。2部とは言え圧勝続きだっただけに、やはり歯応えのある相手に勝ちたいところ。うまくプレスをかけられてはいるものの、何とか掻い潜ってリズムを掴み直したいガンバでした。
少しずつペースを掴もうとするガンバは、前半も半分を折り返した辺りから相手ゴールに近づき出します。どちらかと言うと右サイド、杉山・西田の1年生コンビが組み立てると、中央の長身和田へ預けてから山中や宮森が絡んでくる動きが見られるように。ただ、和田のポストプレーが少し周囲と噛み合わない事もあり、迫力のある攻撃には繋がらず。単発的ではあるものの、攻撃意欲は見せ始めます。
一方で相手のセカンドボールへの寄せも相変わらず厳しく、ガンバはボランチコンビが苦労していたように思います。大西に関してはボールキープできずに奪われる場面があったし、食野は持ち味の配球や相手が嫌がるような位置への鋭いパスを封じられ持ち味を出せません。ここの閉塞感がチーム全体の出来を象徴していたと思います。そんな中で、ドリブラー西田とスペースへの飛び込みを活かす山中の2列目コンビが推進力になる動きを披露。チームの意識が後方へ行かないように食い止めるような働きで、均衡を保ち続けます。すると前半終了間際、ようやくビッグチャンスがガンバに訪れます。ペナルティエリアに向けて出された浮き玉のボールに飛び出した和田。バウンドしたボール目がけて相手GKも飛び出しましたが、和田のほうが先に届いた為GKが和田を正面から倒す形に。決して悪質なファウルではなく不可抗力気味に見えましたが、PK判定に。ここまでチャンスが作れなかったガンバには千載一遇のチャンス。しかし、このPKを獲得した和田のキックはGKに弾かれ得点ならず。せっかくのチャンスを逃してしまった格好で、前半を折り返すことになりました。

PKは決められなかったが、別のシュート場面で懸命にゴールを狙う

 後半はスタートからメンバーを入れ替えて臨むことに。宮森を下げ、ボランチの江を投入。前半苦しめられたボランチのポジションにやはり修正を施したガンバ。この修正により、以下のように並びが変わります。


ガンバ大阪【ユース】
2部L vs近畿大学附属高校B(後半)
9 和田健太郎(3)
7 山中海斗(2)
19 西田一翔(1)
3 大西高弘(3)
8 江遼(2)
15 食野亮太郎(1)
13 杉山天真(1)
4 茶木創(3)
6 瀬川尚輝(3)
25 山下令雄(1)
16 谷井宏気(1)

 江と大西のコンビは、江が運動量を活かした攻めのディフェンスを見せ、大西はこぼれ玉や相手パスのインターセプトで最終ラインを助ける組み合わせ。攻撃面においてはやや迫力に欠けるが、このチームの守備バランスで言えばこの組み合わせのほうが良いイメージです。1年の食野には攻撃センスをガンガン活かせるように前めの起用中心でもいいかもしれません。そんな修正を施したガンバは、後方では相手の寄せにもしっかり対応できるようになります。その一方で前線まではボールが運べず、引き続き攻撃になかなか転じることができません。すると、膠着気味になろうとしていたところで、この日初めて相手に与えた嫌な位置でのFK。ガンバの右サイド、ペナルティボックスやや外のところから入れられたボールが鋭く侵入。GK谷井が飛び出したものの、相手選手に先に触られてしまい先制点を献上。ここまでリズムが掴みきれなかっただけに0‐0の均衡は保ちたかったのですが…セットプレーでビハインドを許したガンバは相手に活力を与えてしまい、守勢に回る時間が長くなります。攻めきれずにカウンターを食らうことが多かったでしょうか。攻撃陣と守備陣でやや間延びするような場面もあったし、それに応じてミスパスも増加。なかなか立て直しが利きません。ガンバはその後、山中を下げ小西を投入します。

ボランチから2列目へ回るも、なかなか仕事をさせてもらえなかった悔しさは次で晴らそう

ガンバ大阪【ユース】
2部L vs近畿大学附属高校B(後半)
9 和田健太郎(3)
20 小西雄大(1)
19 西田一翔(1)
3 大西高弘(3)
8 江遼(2)
15 食野亮太郎(1)
13 杉山天真(1)
4 茶木創(3)
6 瀬川尚輝(3)
25 山下令雄(1)
16 谷井宏気(1)

 個人的には、時間を追うごとに前線で孤立感が深まっていた和田を替えるべきだと感じていました。献身的な動きが出来る山中と小西の組み合わせであればフォアチェックも厳しくできるだろうし、中盤との距離感も良くなる気がしたからです。しかし和田を残したのは、3年生FWへのチャンスを与えていたということだったのでしょうか。このチャンスに結果を残せるのかどうか、和田にはチャンスと言う名の試練でした。
この頃になると、1年生組には疲れが見え始めます。特に両サイドバックは前にスペースがあっても使おうとした段階で相手に素早く埋められ攻め上がりもままなりません。そして、食野や西田もサイドバックとなかなか絡めることができなくなり、窮屈な状態でのプレーが散見。良い仕事をするには苦しい出来と言わざるを得ませんでした。そこで思ったのは、1年生組にとってようやく感じられた高校レベルのサッカーだったのかな?ということです。敗れた開幕戦には出ていないし、それ以降は圧勝続き。彼らにとっては、実質初めてのことだったのかもしれません。いくら年上のチーム相手にTMをやっても公式戦とは趣も違うもの。それを体感できたのは収穫にしたいところです。
 リードを許したまま時間が進んだわけですが、4人目の交代がこの試合を再び動かします。5人まで交代できる2部リーグですが、結果的にはこの交代が最後のカードとなりました。

この試合では見せ場の少なかった山中だが、次に期待したい。

ガンバ大阪【ユース】
2部L vs近畿大学附属高校B(終了時)
9 和田健太郎(3)
20 小西雄大(1)
11 大原俊輔(2)
3 大西高弘(3)
8 江遼(2)
15 食野亮太郎(1)
13 杉山天真(1)
4 茶木創(3)
6 瀬川尚輝(3)
25 山下令雄(1)
16 谷井宏気(1)

 西田に代えて大原を投入したガンバ。この大原の投入が、ようやく攻撃面の活力剤となって機能します。大原の魅力もドリブル。西田はキープ力に優れたテクニック形ドリブラーですが、大原は何と言ってもスピード。昨年はそのスピードをうまくドリブルに活かせてなかった事が多い印象でしたが、今年に入ってゴールに向かう姿勢が増し期待感を持たせてくれる面白い存在になっています。その大原は投入された時間が終盤に近かったこともあり、相手の運動量が落ちてきたところに抜群の効果を発揮します。たとえ相手に奪われても、自慢のスピードをディフェンスにも活かしてフォアチェックでチームを助けていました。小西、大原とフレッシュな選手が前で動き回ることで序々に高い位置でプレーできるようになると、ここまで鳴りを潜めていたサイドバック陣も後半に入ってようやく攻め上がりを披露できるように。残された時間も少ない中で、反撃の糸口を掴むために選手達は諦めませんでした。そして迎えた78分。終了まであと2分というところで、江がフリーで前を向くと、右サイドの大原へ。大原の上げた高めのクロスは、ややファーサイドで待ち構える和田の頭にドンピシャ。これをしっかり沈めて土壇場で追いつくことに成功します。前半のPK失敗を払拭した値千金の和田のゴール。正直、なかなかクロスを上げさせてもらえなかったり、うまく呼吸が合わなかったりという場面が多かった中で、よく最後まで和田を残しておいたなと思ってたりします。先述した和田に与えたチャンスという試練を、和田本人がしっかり活かしてくれたことは嬉しい限りです。クロスボールも良かったけど、江のパスも丁寧なもので良かった。

ドンピシャヘッドを決めた和田と、出迎える大西

 というわけで、2年ぶりに訪れた近大附Bとの試合はドローで終了。どうにか追いついてのドローではあったけれど、負けなかったことは大きい。1年生組にとっては反省材料も多い試合だったとは思うけど、良い経験に繋げて欲しいと思います。力出し切れなかったけど、出せなかったわけではなかったですしね。あと3年生組は厳しいところも正直あったけれど、和田もそうだしみんな最後まで諦めなかったところは本当に良かったと思ってます。試合の流れでは触れなかったけど、瀬川と茶木はよく踏ん張ってくれました。特に瀬川は前半から体張ってたし、リード奪われたチームに諦めるなって声出して後ろから支えてたのは、3年生らしい仕事だったと思います。
もちろん勝ちたかったし、試合全体で見ても良い内容とは言えない展開でしたが、次に繋がる試合だったと言えるでしょう。この勝ち点1が、きっと後になって活きてくると思いたいです。

 次節は4/6(日)舞洲グラウンドで東住吉高校との対戦。Aチームのプレミア開幕戦の日でもあり、ユースA・Bが同日に公式戦を戦う慌しい一日です。プレミア開幕戦を気持ちよく迎えるためにもしっかり勝ちたい朝の決戦。ガンバとも順位の近い相手だし、この試合の経験をしっかり活かして今度はきっちり勝ち切りたいものです。




lifegoeson7 at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) '14ユース 

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