February 12, 2014

【Jrユース】JFAプレミアカップ2014関西大会準決勝 vs京都サンガF.C.U-15

IMG_0115のコピー

 2014年となり、新チームとなったJrユースが今年最初の公式戦を迎えました。ゴールデンウィークに全国大会として行われる「JFAプレミアカップ」の関西予選となるトーナメントです。4チームで争われ、ガンバは昨年の関西サンライズリーグ1位チームとして、この戦いの権利を得ていました。一方の対戦相手であるサンガは、昨年の高円宮杯関西大会2位として出場権を確保。勝ったほうがもう一つの山の勝者と、春の全国大会であるプレミアカップの出場権を争うことになります。全国で優勝できれば、マンチェスター・U主催の世界大会へ出られるということで、まさに”プレミアカップ”と呼べる大会です。まずは関西代表として出場する為の、第1歩。新チームがヴェールを脱ぐこの戦いを、堺で見届けることにしました。

 新チームと言っても、まだ2013年度に行われていることになるので、一応まだ中学2年生主体のチーム。4月から3年生として戦っていく上で貴重な実戦機会の場ともなり、またどんな選手がいるのか把握するにもうってつけの試合でした。両チームの関係者以外のギャラリーも足を止めて見守っていくなど、白熱した試合が展開されました。



ガンバ大阪Jrユース 0−1 京都サンガF.C.U-15
@J-green堺S10グラウンド
得点者:(サンガ)吉岡翼


 海からの強烈な寒風が吹き荒れるJ-green。天然芝フィールドではユースがU-16日本代表候補とのテストマッチを行うなど、体が2つ欲しい状況ではありましたが、やはり公式戦の方に興味が向きました。ものすごい勢いで体温を奪っていく風に負けないためには、ガンバ選手達の元気な姿を見るのが一番。しかも、初めてヴェールを脱ぐ新しい顔触れでの試合なので、体温と反比例してテンションは上がっていきました。
また、新チームということで顔触れの把握からがスタートになるわけですが、やはり初見の選手も多く四苦八苦。例年はサンライズリーグが初見だったので、今年はかなり早い段階で様子を見ることができました。それだけ今年のJrユースにも楽しみが湧いているというわけです。では、新チーム最初の試合で組まれたスタメンを確認します。

ガンバ大阪【Jrユース】
プレミア杯関西準決勝 vs京都サンガF.C.U-15
11 小林哲平(2)
7 梅津凌岳(2)
14 北田大亜(2)
10 芝本蓮(2)
6 半田ゲンヤ(2)
8 安羅修雅(2)
2 奥井大貴(2)
3 荒木秀太(2)
5 森永耀晟(2)
4 臼井貫太(2)
16 谷晃生(1)


 キックオフを待つ状態が最も布陣のチェックに最適だと思って観察しているわけですが、4-4-2ではなく上記のような布陣に見え少し驚きました。これには、9番を背負うFW辻本の欠場ということもあったのかもしれませんが、予想外の1トップでスタートします。1トップに入ったのは小林哲平。その下を梅津凌岳が支え、サイドアタッカーに北田大亜と、昨年も割と見る機会の多かった安羅修雅が入ります。ボランチには昨年も不動のスタメンだった芝本蓮が君臨し、守備面で芝本を支える役割に半田ゲンヤを据えました。個人的に予想外だったのはバックラインの構成。サイドプレーヤーとして昨年見る機会が多かった森永耀晟がCBに入り、このチームの主将となった荒木秀太とコンビを組むとは思いもよりませんでした。テスト的要素だったのか、はたまた今年肝入りのプランなのか。この試合に限らず気になるところでした。最後にGKは1年生の谷晃生。見たところ下級生ながら上背もあるし、期待されている選手ということなのかもしれません。
昨年のチームで見ることができた荒木、森永、芝本、安羅に関してはプレーイメージが湧くものの、それ以外の選手の特長もわからないままでしたが、強風の中試合がスタートします。

 静かな展開で試合が始まったわけですが、両者共に立ち上がりは探り合いながら試合を進めていきます。お互いにゴール前へ運ぼうとするものの、中盤でのせめぎ合いが拮抗していて共にチャンスをなかなか作り出せません。すると、気付けばガンバの布陣にやや修正が加わります。指示なのか、自分たちの判断なのかはわかりませんが、1トップから2トップへ移行します。

ガンバ大阪【Jrユース】
プレミア杯関西準決勝 vs京都サンガF.C.U-15(前半途中〜)
11 小林哲平(2)
7 梅津凌岳(2)
14 北田大亜(2)
10 芝本蓮(2)
6 半田ゲンヤ(2)
8 安羅修雅(2)
2 奥井大貴(2)
3 荒木秀太(2)
5 森永耀晟(2)
4 臼井貫太(2)
16 谷晃生(1)


 この布陣の方がしっくり来る感が強いわけですが、立ち上がりの1トップはどういう意図があったのか気になるところではあります。とはいえ攻め手を作れない状況を打破するための変更なのは間違いありません。この変更が効いたのか、徐々にポゼッションを高め出したガンバ。サンガはカウンター狙いへと明確になっていきます。ガンバの攻撃は芝本が基点となって始まります。中でも、ミドルレンジのパスにはセンスを感じました。3本ほど印象的なパスがあったのですが、視野の広さを感じさせるパスを通していきます。芝本に対してそこまでプレッシャーも厳しくなかったので、タイミング良くパス出しできていたと思います。しかし、芝本が展開させたパスからその先がうまく繋がらなかったガンバ。この辺は新チーム故の成熟具合の問題なのかはわかりません。ただ攻撃に厚みが出せてなかったですね。
そうこうしてるうちに流れは徐々に相手に傾き、少ないチャンスをモノにされて失点。押せ押せというわけでもないし、守備に追いやられているわけでもなく、膠着状態が続くと思われた中での失点は痛かったですね。結局この1点を挽回できずに前半終了に。

 後半、リードを取り返すべく攻撃的に行きたいガンバ。でも、依然としてなかなか厚みのある攻撃にはなりません。それでもリードを奪われているだけに取り返したい気持ちが徐々に出てくると、ボランチの半田が高い位置でプレーすることが増えます。ガンバの攻撃のセオリーの一つ、高い位置でのボランチの攻撃参加ができるようになると、ゴール前でのシーンが生まれます。半田が直接攻め上がる場面もあれば、右は北田、左は臼井がサイドを使って崩す場面も。しかしゴールには至らずもどかしい時間が続きます。
ベンチが先に動いたのもガンバ。まず安羅を下げて八畑を投入し、前線の組み合わせを変えます。


ガンバ大阪【Jrユース】
プレミア杯関西準決勝 vs京都サンガF.C.U-15(選手交代)
12 八畑汰介(2)
7 梅津凌岳(2)
14 北田大亜(2)
10 芝本蓮(2)
6 半田ゲンヤ(2)
11 小林哲平(2)
2 奥井大貴(2)
3 荒木秀太(2)
5 森永耀晟(2)
4 臼井貫太(2)
16 谷晃生(1)

 自分のメモに唯一と言っていいビッグチャンスの訪れを記したのが、この交代の後でした。右サイドの北田からのボールに対してニアで1人が囮となって潰れると、ゴール正面で待ち受けていた梅津の元へ渡ります。しかし、これを枠に飛ばせずチャンスを逃してしまいます。この試合で最もガンバに得点の匂いがした瞬間でしたが、決め切れなかった分これでエンジンがかかればOK。この後が肝心、だったわけですが…。どうやらビッグチャンスを決め切れなかったからか焦りが目に見えて顕著になっていきます。まだ焦る時間帯ではなかったのですが、この辺は経験なのかもしれませんね。
その後もベンチワークで流れを変え、攻勢に出ようとガンバが動いていきます。小林を下げ河井を投入し、臼井のポジションを一列上げます。


ガンバ大阪【Jrユース】
プレミア杯関西準決勝 vs京都サンガF.C.U-15(選手交代)
12 八畑汰介(2)
7 梅津凌岳(2)
14 北田大亜(2)
10 芝本蓮(2)
6 半田ゲンヤ(2)
4 臼井貫太(2)
2 奥井大貴(2)
3 荒木秀太(2)
5 森永耀晟(2)
15 河井哲太(1)
16 谷晃生(1)

 臼井は粗削りながらも積極的に仕掛けてチャンスを演出しようとする姿が印象的。でも高い位置まで行ってからのフォローが少なかったり、しっかり守備を徹底していた相手の寄せを跳ね除けられず奪われるシーンも。チームが波に乗ってる時の動きも見てみたいなと思います。
 交代策でも流れが変わらないガンバは、時間経過と共に焦りが際立ち、ミスも露呈。1人は前へ行きたいと思う反面、落ち着いて回したいと思う選手もいたりとミスが生まれやすい状況でした。焦る気持ちもわかるし、点が欲しいからこそいつも通りのサッカーを貫きたい気持ちもわかるだけに、こういった状況に陥った時にどうするのかという共通認識は今後の課題かもしれませんね。逆に言えばいい経験ができたわけですから、課題をしっかり潰していって成長していってほしいと思います。
最後の選手交代では、北田に代えて足立を投入。試合終盤には、芝本から左サイドへ繋ぎ、芝本が再びするするっと抜け出して最後はクロスボールに飛び込んだ場面が。あとわずかなところでボールに届かなかったのですが、惜しい場面でした。この直後に試合終了。悔しい完封負けとなってしまいました。


ガンバ大阪【Jrユース】
プレミア杯関西準決勝 vs京都サンガF.C.U-15(終了時)
12 八畑汰介(2)
7 梅津凌岳(2)
17 足立翼(1)
10 芝本蓮(2)
6 半田ゲンヤ(2)
4 臼井貫太(2)
2 奥井大貴(2)
3 荒木秀太(2)
5 森永耀晟(2)
15 河井哲太(1)
16 谷晃生(1)

 後で知ったのは、2人目、3人目の交代が1年生だったこと。リードを許した展開では交代選手に求められる役割と言うのは大きいものですが、この場面で1年生をどんどん投入していったのは、監督が信頼しているからなのでしょう。とはいえ、選手からしてみればちょっと荷が重かったんじゃないかなとも思います。結果的に、1点をもぎ取ることは出来ず試合も終了。悔しい敗戦でプレミアカップ出場を逃してしまいました。考えてみれば1年の初めにいきなり一発勝負で全国の舞台を目指していくっていうレギュレーションは酷ですよね…。とはいえ、関西では4チームしか全国を目指すことすら出来ない戦いでもあるので、戦えたこと自体がいい経験。まだまだこれからです。最終的に、また後輩にこの舞台を目指していけるように強くなっていけばいいのですから。
 それにしても、初見の選手が多かった割には結果こそ出なかったけれど、楽しませてもらいました。顔と名前を覚える為に写真に注力していた私ですが、この日先発で出ていた選手のプレースタイルはなんとなく理解できました。GKの谷は春から2年生だけど…十分頼もしかったです。松代さんにしっかり育てて欲しい選手です。キャプテン荒木は相手FWに厳しくプレスを受けてもしっかり前へ繋げる選手。現代的CBですね。一方、森永はCB起用でしたがサイドでは育てていかないのかな?あとこの日FWに入った梅津も中盤のプレーヤーと聞いていたので、本職で見てみたいところ。ボランチの半田はスケールの大きな選手になりそうな予感。攻守幅広く顔が出せるし、配球役の芝本にとって欠かせない相方になるのかも。キラリと光るものこそここでは見られなかったけど、初戦でこれだけわかれば楽しみが膨らみます。これからどんどんたくましくなっていく姿を見れるのが、今から楽しみでなりません。

 今回は苦い敗戦だったこともあるので、写真は少なめで。一応アルバムの方にはアップしてますけど、サンライズリーグでの快進撃を楽しみにしているので、その時にたくさん載せていければと思います。いやはや、サンライズリーグ開幕が待ち遠しい限りです。1ヵ月半後には、さらに成長していることでしょう。その時を今から楽しみにしています!




lifegoeson7 at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) '14Jrユース 

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