February 03, 2014

【ユース】高円宮杯U-18サッカーリーグ2014 OSAKA2部Bリーグ第2節 vs阿武野高校

IMG_0189のコピー

 先週開幕した2部リーグ。ピッチコンディションと激しいサッカーを展開する相手に苦しみ、敗戦で幕を開けたガンバユースBは2試合目を迎えました。今回は人工芝のピッチということで、やりやすさはもちろんのこと、言い訳の利かないコンディションとも言えます。ガンバユースらしいサッカーを展開するには絶好の環境だけに、結果だけに留まらず内容にも注目したい一戦となりました。この日の相手は、Bリーグ内でガンバを除いて唯一北摂にある阿武野高校。初戦は東住吉高校に敗戦を喫し、ガンバと共に連敗は避けたい状況での対戦です。ガンバとしては開幕から連敗するわけにはいかないし、とにかく勝ちたい試合となりました。

 冷たい雨上がりのバッドコンディションだった先週とは打って変わり、快晴の下行われました。しかも、15度を越えるこの時期としては異例の暖かさ。絶好のサッカー日和となり、一足先に春の陽気の中でガンバユースのサッカーを堪能することができました。



阿武野高校 0−7 ガンバ大阪ユースB
@阪南大学高見ノ里グラウンド
得点者:(ガンバ)山中海斗×2、大西高弘、武田太一×2、茶木創、小西雄大


 今日の試合会場は高見ノ里グラウンド。練習試合で足を運ぶことはあったのですが、公式戦で乗り込んだのは初めて。ということで、試合前は勝手がわからないこともあって少しバタバタしたこともあり、気がつけば試合が始まる雰囲気。慌ててスタメンを確認したのですが、先週から少し変化があったこの日のメンバー。この時期の楽しみにもなっている、春からのユース新1年生もピッチに登場していました。布陣は以下の通り。


ガンバ大阪【ユース】
2部L vs阿武野高校
9 和田健太郎(2)
7 山中海斗(1)
10 小田垣旋(1)
3 大西高弘(2)
8 江遼(1)
15 食野亮太郎(JrY)
13 杉山天真(JrY)
4 茶木創(2)
6 瀬川尚輝(2)
5 初瀬亮(1)
1 羽野匡哉(1)

 前節と変更があったのはバックラインと中盤の構成でした。ライトバックには杉山、中盤の左には食野とJrユース3年生が起用され、小田垣が左から右の中盤にスライド。その他は前節と同じ顔触れとなりました。やはり気になるのはJrユース組ではあったのですが、連敗はしたくないだけに大事な試合でどんなパフォーマンスを見せてくれるのかが注目でした。

 前半開始のホイッスルが鳴って立ち上がりの状態を注視していたわけですが、こちらの予想を覆すスムーズな立ち上がりを見せていました。やはり先週負けたことは悔しかったと思うけれど、2部リーグの物差しは手に入れられたはず。やれない事は無いことがわかった分、思い切り良くサッカーをしているように見えました。もちろん、何度も言うように良芝でサッカーが出来るわけだから、出来て当たり前のところもあるわけですけれども。
そんな中で早速ガンバがチャンスを迎えます。中央で小田垣からのパスを受けた山中がエリア内で1人かわしてシュート。これが決まって開始早々にリードを奪うことに成功します。幸先良く先制点を奪えたことが大きく、その後もガンバが主導権を握って試合を進め和田、小田垣、食野とシュートチャンスを迎えました。終始ガンバが支配を支配し、ピンチらしいピンチはほとんど迎えないままさらに追加点を奪うガンバ。再び小田垣から今度は右サイドへ張り出していた山中へ。中へ切れ込んだ山中は豪快にシュートを放ち、リードを広げました。
先発アタッカーとして2試合連続出場した山中。前節と打って変わって次々にチャンスに絡んでいました。山中の前へ前への姿勢には気迫を感じたし、貪欲さに溢れているといったトコロでしょうか。また、基本的に左サイドでプレーしていたわけですが、初瀬との絡み方も素晴らしかったことは強調しておきたいですね。山中同様初瀬も前半からガンガン攻撃に絡んだことで、相手の右サイドを押さえ込めていたと思います。高い位置で初瀬・山中が仕掛け、食野も前めで絡むことによってかなりボールが回っていました。阿武野はこの辺に対応できなかったため、ガンバが自在に攻撃を仕掛けることができたのでしょう。
こうして時間が進めば進むほどガンバがやりたい放題のサッカーを展開していくのを見ていると、相手とのレベル差は思った以上に大きかったのかもしれません。まだ2月と言うことも含めれば余計に。しかし、それ以上に選手達がのびのびサッカーをやれていたのが大きかったと思います。もう少し具体的にいくつか印象深かったところを挙げると、江の出来が良かったこともあったのかなと。相手がカウンターになりかけたところでのボールカットが目立ったし、ボール捌きもシンプルながらミスが少なかったです。
というわけで、ボランチがしっかりフィフティボールを拾い、捌いては2次・3次攻撃へ繋げられればガンバペースの出来上がり。結局危なげないサッカーを展開し続け、前半を折り返すことに。

ゴールでもでもチャンスメイクでも目立てた山中の貪欲さに好印象

 メンバー交代も無く迎えた後半も、立ち上がりからガンバがペースを握り続けます。最初に迎えたチャンスは、攻め上がった江崎の突破をファウルで止められ、得たFK。これを初瀬が蹴るもCKへ。今度のCKでは大西がフリーでこぼれ玉をボレーで狙うも、角度が無かったこともあり枠外に。いきなり押せ押せ状態で入った後半だけに、とどめの3点目も早く欲しいところだったわけですが、しっかりガンバがモノにします。またも攻め上がった江崎が今度はミドルシュートを狙いますが、これは相手に当たりCKへ。これを小田垣が蹴ると、競り合いでイーブンになったボールが詰めていた大西の頭上に飛来し、しっかり押し込んで3点目に。点を取りたい流れでしっかり奪えたガンバは、展開的に見てもセーフティーリードと言える3点差をつけることに成功しました。
こうなれば多くの選手を使って新たな刺激を作り出したいところ。まず、2列目で見事にフィットした食野を下げ、2試合連続途中出場となる武田を投入します。先発の和田同様結果が欲しい立場のFWだったわけですが、この交代がさらにチームの勢いを加速させることになります。山中を2列目の左に置き、武田と和田の2トップにすると早速武田が結果を出して見せました。2列目に下りてきても豊富な運動量と積極性で相手DFを翻弄していた山中が左サイドをえぐるとマイナスクロスをボックス内へ。この場面でも3、4人が詰めていたのですが、その中で一番ゴールから遠いところに詰めていた武田が押し込み、4点目をゲットします。そして4点目の流れをメモってる間にまたも武田が5点目を挙げ、わずか数分で2ゴールを叩き出します。ゴール自体は押し込みまくるガンバの勢いに上手く乗って得たゴールとも言えるのですが、この日は嗅覚が冴えている感じでしたね。武田は先週結果こそ出せませんでしたが、ゴール前の迫力が欲しい時には"得点の予感"を漂わせる選手。もちろんまだ決定力向上が不可欠の選手でもありますが、こういった展開ではなく、どうしても1点が欲しいという時に結果を出せるようになれればさらに重宝される選手になるのではないでしょうか。
大差をつけたガンバは、さらに交代枠を使い選手にチャレンジを促していきます。小田垣、杉山を下げて共にJrユースの松本と山下を投入して、彼らにもユースレベルの試合を経験させることに。ちなみに山下は負傷で他のJrユースメンバーより合流は遅れていた選手ですが、早速起用されました。

攻守に存在感を見せ付けた江は、中盤のダイナモ的活躍


ガンバ大阪【ユース】
2部L vs阿武野高校(後半 
9 和田健太郎(2)
18 武田太一(1)
17 松本歩夢(JrY)
3 大西高弘(2)
8 江遼(1)
7 山中海斗(1)
5 初瀬亮(1)
4 茶木創(2)
6 瀬川尚輝(2)
25 山下令雄(JrY)
1 羽野匡哉(1)

 本職で登場した2人のJrユースメンバーですが、中でも山下の存在感は光っていました。上の布陣ではこう書きましたが、実はもう少し変則気味。武田が中央、山中が左ウイングのような高い位置を取っていたわけですが、山下はサイドアタッカーよろしく縦へ、中へ攻め込みます。個人的な印象では高精度の左足をフルに生かしたクロッサーというイメージでしたが、ここではアタッカー状態。迫力がありました。ただ左サイド偏重になった分、馴れないはずの右サイドに回った初瀬がしっかりバランスキープしたことも忘れてはいけないところ。結局直後に両サイドが出来る川島と交代するわけですが…。最後に、ここまで結果が出せなかった和田に代えて、Jrユースの小西を投入します。

電光石火の2ゴールを生んだ武田には、今後もコンスタントな得点力に期待

ガンバ大阪【ユース】
2部L vs阿武野高校(終了時)
20 小西雄大(JrY)
18 武田太一(1)
17 松本歩夢(JrY)
3 大西高弘(2)
8 江遼(1)
7 山中海斗(1)
12 川島洋斗(1)
4 茶木創(2)
6 瀬川尚輝(2)
25 山下令雄(JrY)
1 羽野匡哉(1)

 点差も大きく開き、交代枠も先週ほとんど使わなかったのに対し、フル活用でフレッシュな状態を維持できたガンバは、最後まで攻めることを貫きます。試合終盤には、CKから長身の茶木が頭で決めてガンバ応援席を沸かせると、この日のゴールラッシュを締めくくったのは交代で入った小西が、またも左サイドを自在に切り裂いた山中からのラストパスを受けてゴール。実に7得点の圧勝で2試合目にして2部リーグ初勝利を収めました。

 試合全体を通して、終始危なげなく自分たちのやりたいようにサッカーをやっていた、そんな印象が残る会心の勝利でした。やはりリズムの良いうちに得点が出来たことが大きいのですが、その意味では山中の仕事っぷりが半端無かったですね。ゴールこそ無かったものの、小田垣も山中に匹敵する決定的な仕事も見せてくれていましたし、江崎も「地味ながら目立つ」裏MVPの活躍。本当にのびのびサッカーやれていました。のびのびと言えば、前節誰も出番が無かったJrユース組の活躍も効いていました。スタメンで出た2人は、得点に絡むプレーこそ無かったものの存在感は実は大きくて、圧勝の土台になってくれていたと思います。食野はボールに良く絡んでは独特のパスを見せていたし、杉山は最初こそやや浮き足立つようなプレーもあったものの、それ以後は抜群のタイミングのオーバーラップを披露。苦しい体勢でもクロスを上げ切ろうとするところは、頼もしい限り。代々レフトバックを生み出してきた近年のガンバアカデミーでは珍しく、ライトバックの新星となり得る選手。Jrユース時からの成長もこれから楽しみです。



Jrユース組の左右サイドバック杉山(上)と山下(下)の2人も、Aチーム入り争いに殴り込み!

振り返ってみれば活躍した選手が多かったこの試合。でも、相手の戦意を削げた展開だったから良かったけれど、いつもこうやって何もかもがうまくいくわけではありません。むしろこの試合を見てしまったために、ハードルが上がったとも言えます。ピッチコンディションが良かったことを"追い風参考記録" としてしまってはいけません。コンディションや相手に左右されないクオリティを、ここから積み上げていって欲しいと願うばかりです。 またこれは完全な余談ですが、この試合の後に行われた阪南大高BvsセレッソU-18Bは、阪南大高Bがホームの利だけでなく力でセレッソをねじ伏せていました。別のグループとは言え2部リーグが熾烈な戦いの場であることは誰の目にも明らか。Aチームへの這い上がりもまだ開戦したばかりです。ガンバユース自体のレベルアップのためにも2部リーグで安定的に結果を出すことが求められるので、この日の勝利を良い糧にして欲しいと思います。

でもなんやかんやで、大勝は最高!次も絶対勝とうぜ!



lifegoeson7 at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) '14ユース 

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