【ユース】高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグWEST第14節 vs大津高校【サテライト】関西ステップアップリーグ2013 vs京都サンガF.C.サテライト

October 01, 2013

【Jrユース】高円宮杯U-15サッカーリーグ2013 関西サンライズリーグ第19節 vs伊丹FC

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 久しぶりのJrユース観戦。最後に見たのは帯広でのadidas杯U-15前の8月初旬にまで遡るので、かなり久々に見ることができた。とはいえ、今回も応援隊有志の方にお世話になったからこそ。いつも本当にありがとうございます。そんな気合十分の応援隊と共に迎えた、第19節は伊丹FC戦。ここまで無敗で首位を快走するガンバ大阪Jrユースは、その勢いを保ったままリーグ優勝と冬の高円宮杯出場を狙っている。伊丹FCが試合前の時点で下位にいるチームと言うことで、メンバーチェンジを多用して選手を入れ替えながらの試合になることが予想された。こういった試合のときは、新たな発見が見られることが何より楽しみである。

 9月末を迎えてもまだまだ強い日差しが照りつける気候ながら、元気いっぱいの選手達の様子を振り返っていきたいと思う。



ガンバ大阪Jrユース 6−0 伊丹FC
@三木防災補助陸上競技場
得点者:(ガンバ)安羅修雅×3、食野亮太郎×2 、小西雄大


 18節が台風により延期となったため、前節17節では大量12得点で圧勝したガンバ大阪Jrユース。この年代で大差はよくあることだが、やはり攻撃力を発揮できればさすがにこの年代では日本有数のチーム。この日も下位相手ということで、スタートから新しい試みを織り交ぜた布陣となったが、その攻撃力はどこまで発揮できるか楽しみだった。


ガンバ大阪【Jrユース】
サンライズL vs伊丹FC
7 小西雄大(3)
8 食野亮太郎(3)
19 安羅修雅(2)
14 芝本蓮(2)
12 奥野圭亮(3)
9 西田一翔(3)
6 杉山天真(3)
15 荒木秀太(2)
4 上岡朋樹(3)
5 山下令雄(3)
1 谷井宏気(3)

 夏のadidas杯を基準とすると、半分ほどの入れ代りになったこの試合のスタメン。GKには久しぶりのサンライズリーグ登場となった谷井宏気。バックラインでは上岡朋樹とコンビを組むCBに荒木秀太。中盤には奥野圭亮をボランチに置き、2列目には安羅修雅を起用した。冒頭で触れた新しい試みとなったのはFW。主将・堂安律が代表遠征で不在となったため、そのポジションにこれまでボランチを主戦場にしていた食野亮太郎を抜擢。小西雄大と2トップを組むサプライズ起用だった。食野の新境地となるのか、その動きは注目だった。

 試合は立ち上がりから、予想通りの一方的な展開。開始早々に、山下令雄が正確無比な左足でCKを蹴ると、これを立て続けに安羅が決めて幸先良く2得点。序盤で一気に試合の主導権を握った。また、注目だったFW食野も、少しずつ最前線でのプレーに馴染んでくると、ゴール前でのチャンスに絡み始める。ボランチでの起用と変わらない的確なボール捌きが、前方の攻撃に厚みとなって効果が出始める。安羅、西田一翔、小西雄大が積極果敢に縦へ縦へと襲い掛かる中で、攻撃の歯車として食野も噛み合い出す。その流れでチャンスを迎えると、ゴール前で細かく繋がったパスを最後に受けた食野が流し込んで、3点目。FW起用に応える得点を披露した。
まだまだ勢いは止まらない。今度は前掛かりになりかけた相手の攻撃時に、上岡がインターセプトを見せ食野へ。食野はそのままゴールへ向かって持ち上がり、GKが飛びこんできたところをかわしてシュート。これが決まって、食野の2点目となるゴールで4点差にリードを広げることに成功した。
圧倒的な攻撃力で試合を進めるガンバの攻撃を、伊丹はなかなか食い止められない。食野と小西が2人ともが前線をかき回していたことや、安羅の積極的な仕掛けも効き、伊丹守備陣を翻弄していた。こうなると、もう一人のFW小西にもゴールが欲しいところだったが、ここまでチャンスメイクに回っている感じもあった。しかしその小西にも、ついにゴールが生まれる。今度は食野からの綺麗なワンタッチパスを受けた小西。GKが飛び込んで来るも、絶妙なタイミングでシュートを放ってゴールイン。応援隊からは、6試合連続ゴールがかかっていると応援幕も出されていた小西だが、しっかりその期待に応えるゴールを決めてくれた。


まだ終わらないゴールラッシュ。この日ゴールで貢献してきた安羅が、前半終了間際にもう1点追加。2年生ながらスタメン出場を果たした安羅だが、しっかりチャンスをモノにした格好だ。これまでもちょくちょく出番があった安羅だが、まだ2年生ということもありこれからが楽しみな存在となりそうだ。
前半は6得点の圧勝ペースで折り返し。安羅だけではなく、ボランチの芝本も2年生ながらレギュラーとして君臨。攻守に渡って存在感を示していたが、大差が付いたこともあり荒木含めて無難にプレーしていた印象を受けた。2年生組のポテンシャルには、まだまだ楽しみがたくさんありそうである。また、守備陣も安定。時折攻め込まれる場面もあったが、攻守の切り替えの速さで相手を圧倒。一転してチャンスに結び付けてしまうところはさすがだった。2アシストの山下のキック精度もさることながら、杉山のアタッカーばりの突破の迫力は天井知らずの様相を呈している。



ガンバ大阪【Jrユース】
サンライズL vs伊丹FC(後半開始時)
7 小西雄大(3)
8 食野亮太郎(3)
13 清水遥生(3)
14 芝本蓮(2)
12 奥野圭亮(3)
25 梅津凌岳(2)
15 荒木秀太(2)
2 山本壱成(3)
3 小林和矢(3)
20 森永耀晟(2)
1 谷井宏気(3)

 前半で大差をつけたガンバは、交代枠の上限5人を使い切って後半を迎えた。バックラインでは杉山、山下、上岡のレギュラー組がお役御免となり山本壱成、小林和矢の3年生コンビがCBへ投入された。またレフトバックには2年の森永耀晟を置き、CBだった荒木を右サイドに回した。中盤では西田、安羅を下げ梅津凌岳、清水遥生を置き、活性化を図った。2年生の梅津は初めて見る選手だった。FWコンビは維持させ、最前線からチームを牽引することとなる。
 前半、幸先よく加点できたことで自由奔放なサッカーを展開できたのだが、後半は思わぬアクシデントで前半とはまったく異なる試合展開となってしまう。なんと開始早々、負傷退場で小林和矢がプレー続行不可能に。ここでハーフタイムに交代枠を使い切ったことが裏目に出てしまった。当然選手を代えることはできないので、10人でのプレーを余儀なくされることに。CBを山本・荒木、右サイドに清水を置く4バックとし、小西を中盤の右に下げて食野を1トップに据える布陣へ変更となった。しかし、いくらチーム力がスコアとして表れるほど差があったとしても、この年代での数的不利はかなりのアドバンテージとなる。交代で選手の配置を変え、更にアクシデントで配置を変えたことでチームはなかなか機能せず、思うようなサッカーが展開できなくなってしまった。攻撃でリズムを作りたいチームだけれど、思うようにパスが繋がらず苦しい時間が続くことに。奪ってからのカウンターに活路を見出そうとしても、相手のほうがボールを囲むのも速く攻撃に人数を割くこともできないガンバ。前半に大差を付けておいて良かったと言うしかなかった。



ガンバ大阪【Jrユース】
サンライズL vs伊丹FC(終了時))
7 小西雄大(3)
12 奥野圭亮(3)
14 芝本蓮(2)
8 食野亮太郎(3)
25 梅津凌岳(2)
13 清水遥生(3)
15 荒木秀太(2)
2 山本壱成(3)
20 森永耀晟(2)
1 谷井宏気(3)

 終盤に入ってもゴール前での場面はほとんど作り出せないため、ポジション変更をしてみるなど、自分たちで苦しい局面を打開しようとチャレンジもするが、流れは変わらず。大きなピンチこそ無かったが、前半とは180度異なるサッカーを強いられたまま、後半は無得点で試合を終えることになった。
後半に関しては、アクシデントがあったことは仕方の無いこと。それよりも、大差が付いたとはいえ交代枠を残さず後半丸々40分を迎えてしまったことが最大のミスだろう。確かに、これから高円宮杯や来年を見据えた起用も大切ではあるのだけれど、何が起こるかわからないのがサッカー。この辺は、教訓にしなければいけない。

 延期試合も含め、残すところ4試合となったサンライズリーグ。ガンバ大阪Jrユースはこれで勝ち点52まで積み上げた。一方で、勝ち点43だった2位ヴィッセル神戸U-15がドロー、3位セレッソ大阪U-15は敗戦したため勝ち点42のまま。ガンバは2位との勝ち点差を8にまで広げることが出来た。まずは2位以内の高円宮杯出場枠の確保が先の目標となるのだが、次の試合に勝てば2位以内確保が決定することになる。そして、さらにもう1勝すればサンライズリーグの優勝だ。[※順位表はコチラから]

ここまで無敗の首位独走で来たガンバ大阪Jrユース。adidas杯でも関西では優勝を遂げているだけに、リーグでも関西制覇が見えてきた。冬の全国制覇を遂げるためにも、ここからのさらなるレベルアップが楽しみだ。次戦は10/5(土)、J-green堺でセレッソ大阪西U-15との対戦。2位以内を決める重要な一戦となるので、お近くのガンバアカデミーが気になる方には、ぜひその勇姿を見届けていただきたいと思う。




lifegoeson7 at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) '13Jrユース 

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