April 06, 2018
なぜ俺らがプレミアリーグにこだわるのか? 〜後編〜
前回はガンバユースが高円宮杯プレミアリーグの舞台へ立つまでの経緯を簡単に、且つ色々思い出しながら振り返ったわけですが。今回はその続きとなる後編です。念願悲願のプレミア昇格を果たした後の5シーズンを、簡単に振り返ってみたいと思います。
プレミアに昇格してから戦い抜いた過去5シーズンのうち、私は82試合を現地で見届けてきました。昇格初年度はアウェイをいくつか飛ばしたりしていたんですけどね。それでも、確かに見届けて来れたものがたくさんあります。1試合1試合をピックアップしていくことはもちろんしませんが、今現在に至るまでには歴史の積み重ねだったり変遷は確実に存在します。古参サポーターの戯言ではあるのですが、決して単なる昔話としてではなく、歴史は常に現在へ繋がっていることを感じながら読んでいただけると幸いです。
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April 04, 2018
なぜ俺らがプレミアリーグにこだわるのか? 〜前編〜
唐突に書きたくなったので、思いの丈を綴ることにしてみました。タイトルの差すプレミアリーグはもちろん、高円宮杯U-18プレミアリーグの事。昨今のユース年代ウォッチャーにとってプレミアの存在はすっかり定着し、毎シーズン選手たちの成長と発見を日常的に見守ることができます。プレミアリーグ創立前の高円宮杯全日本ユース選手権も、大会形式は異なれど今と同じようにユース年代最高峰の大会として君臨していましたが。
ガンバユースに目線を移すと、昨今のU-23チーム保有の流れからユースに関心を持つ人は増える一方で、毎試合どういう試合があるのか試合の位置付けを理解してもらっているほどには至っていないような気もしています。プレミアだけでなく、クラ選だってJユース杯だって大事な大会ではあります。しかしながらプレミアに関しては、このステージに立つまでに沢山のドラマがあり、多くのOB選手達の力によって今現在に受け継がれている流れがあります。この事は、応援する側だけではなく、これから新たなシーズンを戦う選手達にもできれば知っていて欲しいとも思ったり。もちろんロッカールームなどで日常的に受け継がれていることもあるかとは思うけども…ファン目線の思いを伝えてみようと思うに至りました。
まもなく開幕する高円宮杯プレミアリーグ、その舞台にガンバユースが立つまでの経緯を今回の「前編」として触れるとともに、昨年度2017年シーズンまでを「後編」として振り返っていきたいと思います。
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January 20, 2018
2017年度ガンバ大阪ユース卒団メンバーへ
今年もこの記事をアップする季節になったか…と、1年の速さにただただ驚かされる今日この頃です。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
さて、2017年のガンバユースも色々なことがありました。昨シーズンから再び監督が替わり、且つコーチングスタッフも一新されました。プロの世界であればそうそう珍しい事ではありませんが、中学高校の育成年代ではあまり多くない事。ましてや、ガンバが一貫した育成方針を持っているクラブと言われているのであれば、尚更異例の事態だったと言わざるを得ません。そして、クラブが絶賛試行錯誤真っ只中にしている、U-23との並行生活も。その渦中にいた今年度の3年生たちは、目まぐるしく変化する環境の中でサッカーに打ち込んできた世代になります。
2017シーズンのガンバユースを振り返ると、プレミアWEST3位/クラブユース選手権ベスト8/Jユースカップ準優勝でした。ざっくりと分けて考えてみると、プレミアの前半戦とクラ選はメンバーのやり繰りをしながらの戦いに。一方プレミア後半戦とJユースはある程度メンバー編成が固まった中での戦いでした。春から冬にかけて着実にチームが固まっていく様が見て取れるシーズンだったと思います。ただそれだけ試行錯誤を重ねて紆余曲折あったチームだけに、タイトルを獲らせてあげたかった。確かに実ったものを目に見える形で収穫したかったなと。本当にあと一歩のところまで届いただけに…。
タイトル獲得には至らずとも、目の前の試合で歯を食いしばって立ち向かった選手たちの姿は、私たちの胸を熱くさせてくれました。今年の3年生もまた、本当に応援のし甲斐のある選手達でした。1年生から見てきても「こんなプレーするようになったんだな、こんな表情をするようになったんだな」と、1試合1試合噛みしめて見守ってきました。最後の最後まで走り続けて駆け抜けたそんな3年生たちへ、一人一人に思いを綴ってみたいと思います。
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【ユース】2017Jユースカップ 3回戦 vs名古屋グランパスU-18
“雨中の激闘”と言葉にするのは簡単で、ましてやその一言で済ませてしまうのはもっと簡単だと思う。でもどうしても、この試合の事は一人でも多くのガンバファンに知っておいてもらいたいかったし、知ってもらえたらもっとガンバのアカデミーに属する選手の事も、誇らしく思ってもらえるのではないか。そして何より、私自身がこの試合の事は書き記しておきたかった。それほどまでに、心と魂を揺さぶられる試合でした。
えてして、悪天候の中やコンディションの悪い環境での試合ほど熱戦になるもの。負ければ終わりの一発勝負だからこその緊張感が重なり、凄まじい試合となりました。
相手はプリンスリーグ東海首位グランパス。コンディションは相手も同じだから、と試合前にはよく言いがちなフレーズではあるが、こちとら3週連続(程度に違いはあれど)の水没人工芝での戦い。正直、”雨中の激闘”の経験値の違いから、試合は優位に運べるんじゃないかと戦前は予想していた。しかしながら、思いもよらず白熱した闘いになったのでした。
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July 26, 2017
【ユース】第41回日本クラブユース選手権(U-18)大会 グループステージ第2日 vsジュビロ磐田U-18
24時間前は雨降る下増田でしたが、すっかり晴天に恵まれたグループステージ2日目は朝からぐんぐん気温が上昇。まるで下増田が本気を出そうとしているようで、到着早々のサポーター一同に戦慄が走ります…。一方で、前日の勝利の余韻もありアップをする選手の雰囲気も、一見いつも通りに見えましたが余計な緊張感からは解放されているように感じました。また、応援席のご父兄の皆さんも同様で、一様に雰囲気が良く感じられました。これは…勝たなきゃいけない!そんな気に満ちた試合前でした。残念ながらこの日も、試合前にバタつく一件があったのですが、それもガンバユースを応援する皆で乗り越えられました。この場を借りて、感謝と御礼を申し上げます。
大量得点翌日に、引き締まった試合ができるかどうか。勝てば決勝トーナメント進出が大きく近づく一戦の緊張感、なかなかたまりませんでした。
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July 25, 2017
【ユース】第41回日本クラブユース選手権(U-18)大会 グループステージ第1日 vsサンクFCくりやまU-18
今年もやってきました、クラ選の夏。群馬の夏。ブログ記事にするのは3年ぶり。長文書けるほど記憶力も良くないのでツイートで済ませてしまおうかと思ったけど、 書き残しておくのもたまにはいいかと思い、手短ですが書いてみます。この開幕戦のサンクFCくりやま戦とジュビロU-18戦の2試合を群馬で見届けてきました、その備忘録になります。
正直なところ、北海道第2代表の街クラブともなると情報は皆無。圧倒的にコンサドーレが立ちはだかる土地柄における街クラブの強さとはどんなものなのかと、ヴェールに包まれた対戦相手は不気味でした。関西に置き換えてみればセンアーノ神戸ユースのような存在なのだとしたら全く侮れないわけですし。一方で、こういった未知の相手とできるからこそ全国大会は楽しいわけで。Jアカデミーばかりが揃うグループが多い中、新鮮な気持ちも持ちつつ迎えた第1戦。前評判的には番狂わせなど許されない相手、でも探り探りで戦わねばいけない相手。初戦独特の緊張感を強く持った試合前でした。
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June 01, 2017
【ユース】ここまでの足跡と、今思うこと
ご無沙汰しております。すっかり季刊ブログ化しております青黒観戦記です。いかがお過ごしでしょうか。さて、あっと言う間に6月突入。入梅目前のこの時期ですが、ちょうどユースサポーター的に一息つけるタイミングができたので久々の更新となりました。(本当はもうちょっとマッチレポを書くつもりでいたものの、やっぱり書けてなくてごめんなさい…)Bチームの大阪1部リーグが年明けすぐに始まり、新学期突入と共にプレミアリーグも開幕。そして毎年恒例のクラ選U-18関西予選も消化。今年のガンバユースがどんなチームでどんな戦い方をするのか、興味深く見守ってきました。今回は、プレミア〜クラ選予選を戦い終わった段階ということで、約2か月経過したガンバユースに対して感じたことを書き連ねてみたいと思います。
しかしながら、ユースの事だけを掘り下げようとしてみても、どうしても絡んでくるのがU-23。そもそも試合開催日が被ることも多く、私はDAZNも未契約なので吹田で数試合見た程度。なのですが、昨年以上にユースとU-23の距離感が狭まっている現状…。今年のU-23の事はほぼ素人同然ですが、何かとかかわりがあるので多少触れることになります。大して見ても無いのに語ってしまうところもあるかもしれませんが、大目に見ていただけると幸いです。
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January 21, 2017
【ユース】高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 OSAKA1部リーグ第1節 vsセレッソ大阪U-18B
先日、ユース卒団生に向けて久々にエントリを上げてみて、勘が残ってるうちに書けそうな試合については書いておこうと思い立ったので、勢いで書いてみることにしました。
以前とは今自分が立っている立ち位置が異なっているので、記事内容も薄いし、間違いも多いかと思います。試合が詰まってくると、書けない・書かない試合の方が多くなると思います。ユースA・B、Jrユースと偏る時期があるかもしれません。中身もマッチレポートではなく、感想文です。あと、以前とは異なり勢い重視でメモるような感覚で書くので、間違いも増えるかもしれません。それでもよければお付き合いいただけると嬉しいです。
復帰第1弾は、年明け3週間で新シーズンスタートとなるユースB1部リーグ。實好新監督の初陣、見たくないわけがありません。楽しみな今年最初の公式戦を見てきたので、その雑感を記しておこうと思います。
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January 12, 2017
2016年度ガンバ大阪ユース卒団メンバーへ
お久しぶりです。ご無沙汰しております。
すっかり年2回更新ブログになってしまいましたが、ブログ主はどうにか生きてます。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、2016年のガンバユースは色んなことがあった1年でした。監督が代わり、新たな戦術スタイルを導入するなど、新鮮な時間になりました。そんな年にユース最高学年を迎えた選手たち。これまでとは異なる環境での時間の中で過ごした彼らに対して、追いかけてる我々にはこれまでにない感情も湧きました。戦い慣れたサッカーに打ち込ませてあげたかった気持ちもありました。でもきっと、選手たちには貴重な経験が積めたんですよね。
今年のチームの結果を振り返ると、まずプレミアリーグWESTは5位。厳しいリーグで収穫と課題を毎試合見つけながら、戦い続けた立派な結果だと考えています。何より、U-23との兼ね合いややり繰りは誰にとっても未知の世界。その中でよく戦い抜いてくれました。夏のクラブユース選手権ではベスト16。群馬はガンバユースにとっても厳しい環境なのですが、なかなか勝ち上がれない大会に…。過酷なレギュレーションということもありますが、短期決戦の難しさを今年も味わった格好になりました。Jユース杯はベスト8。結果的に優勝した相手に「アウェイ」で戦わなければならなかったことは不運でしたが、 夏の悔しさをぶつけ、強くなりたいという気持ちを前面に出しながらの戦いぶりに、胸を熱くさせてもらいました。
残念ながら、選手たちが最も欲していたタイトルは獲ることができず。でも、3年間を通してガンバ大阪の一員として誇り高く戦い抜いてくれました。そんな選手たちや、彼らを取り巻く方へ、ありったけの思いを綴らせていただきます。
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すっかり年2回更新ブログになってしまいましたが、ブログ主はどうにか生きてます。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、2016年のガンバユースは色んなことがあった1年でした。監督が代わり、新たな戦術スタイルを導入するなど、新鮮な時間になりました。そんな年にユース最高学年を迎えた選手たち。これまでとは異なる環境での時間の中で過ごした彼らに対して、追いかけてる我々にはこれまでにない感情も湧きました。戦い慣れたサッカーに打ち込ませてあげたかった気持ちもありました。でもきっと、選手たちには貴重な経験が積めたんですよね。
今年のチームの結果を振り返ると、まずプレミアリーグWESTは5位。厳しいリーグで収穫と課題を毎試合見つけながら、戦い続けた立派な結果だと考えています。何より、U-23との兼ね合いややり繰りは誰にとっても未知の世界。その中でよく戦い抜いてくれました。夏のクラブユース選手権ではベスト16。群馬はガンバユースにとっても厳しい環境なのですが、なかなか勝ち上がれない大会に…。過酷なレギュレーションということもありますが、短期決戦の難しさを今年も味わった格好になりました。Jユース杯はベスト8。結果的に優勝した相手に「アウェイ」で戦わなければならなかったことは不運でしたが、 夏の悔しさをぶつけ、強くなりたいという気持ちを前面に出しながらの戦いぶりに、胸を熱くさせてもらいました。
残念ながら、選手たちが最も欲していたタイトルは獲ることができず。でも、3年間を通してガンバ大阪の一員として誇り高く戦い抜いてくれました。そんな選手たちや、彼らを取り巻く方へ、ありったけの思いを綴らせていただきます。
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lifegoeson7 at 23:59|Permalink│Comments(1)│
August 24, 2016
若き青黒戦士達の巻き返しはここから。
大変ご無沙汰しております。
すっかりこのブログを世間から取り残してしまっておりますが、ちょうどこのタイミングしか無いんじゃないかと思い、久々の更新をしたいと思います。
2016年度ガンバ大阪ユース、Jrユースにとっての夏が終わり、いよいよ折り返し地点を過ぎようとしています。毎年のことながら、夏は熱くそして儚い時間。そんな夏に、全身全霊を注いだ彼らがこの先、秋を経て冬へと大きな足跡を残してくれる事を願い、少しばかりの思いを綴ってみたいと思います。
夏は短いのに、歳を重ねていつまで経っても忘れられないものだったりします。2016年の夏が、後々の彼らにとってどんなものになるのか今はわからなくても、何物にも代え難い時間になっていればいいなと思う次第です。
この夏に得た自信、後悔、思い出…それらもまた彼らの糧になると信じて。
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すっかりこのブログを世間から取り残してしまっておりますが、ちょうどこのタイミングしか無いんじゃないかと思い、久々の更新をしたいと思います。
2016年度ガンバ大阪ユース、Jrユースにとっての夏が終わり、いよいよ折り返し地点を過ぎようとしています。毎年のことながら、夏は熱くそして儚い時間。そんな夏に、全身全霊を注いだ彼らがこの先、秋を経て冬へと大きな足跡を残してくれる事を願い、少しばかりの思いを綴ってみたいと思います。
夏は短いのに、歳を重ねていつまで経っても忘れられないものだったりします。2016年の夏が、後々の彼らにとってどんなものになるのか今はわからなくても、何物にも代え難い時間になっていればいいなと思う次第です。
この夏に得た自信、後悔、思い出…それらもまた彼らの糧になると信じて。
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lifegoeson7 at 23:59|Permalink│Comments(4)│